☆森散歩風景
クダホコリ
札幌でも最近は暖かいを通り越して、暑い日も見られるようになりました。
それで、川の生き物の調査や観察にも行っておりますが、そういう日でも、心身を整えるためになるべく朝の森散歩は欠かさないように心がけております。
一昨日。
足元に赤い何かが落ちていました。
赤いと書きましたが、正しい漢字にすると、朱いと書いた方がピッタリの色。
こちらが、それです。
大きいものでも、小指の爪の半分ほど。
その正体は、クダホコリ。
一見、キノコの仲間であるように見えて、実はアメーバの様な生き物。
粘菌の一種です。
近付いて、スマホでギリギリまで拡大して撮影したのがこちら。
陸のタラコなんて呼ぶ方もいらっしゃるとか。
普段は落ち葉の裏などでうねうねと粘っこい液体状で活動しているのですが、この時期に胞子を飛ばすためにこうして、いわゆるキノコ状になるのですが、この朱い状態はおおよそ一日程でしょうか。
翌日には成熟して茶色から焦げ茶色に変色して、胞子を飛ばしてのち、トロトロに溶けたようになって本来の粘菌に戻って行くのです。
クダホコリとワラジムシ
この朱いクダホコリに、ワラジムシたちがたかっておりましたので、観察。
ちなみにワラジムシやダンゴムシは、昆虫ではなくて、エビやカニと同じ甲殻類です。
懸命に、食べていました。
クダホコリが美味しいみたいです。
胞子を飛ばす前(子実体)のクダホコリですから、ワラジムシたちにとって栄養満点なんでしょうね。
ワラジムシたちの黄緑色
このワラジムシたちを良く見ますと、背中の中が黄緑色に透けて見えました。
まるで蛍の光みたいに見えましたが、発光はしておりません。
実はこれ、ワラジムシたちが食べた藻などが消化器官に入って消化されている様子が透けて見えているという事らしいです。
こういう足元の小さな小さな世界にも目を向けてみる事も、大変楽しいものです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭でも、是非スマートフォンをもってこういう小さな発見や出会いを、お子さんと一緒にああでもないこうでもないと楽しく会話しながら撮影してみて下さい。
こういう経験が、お子さんを理科好きにしてくれるかもしれません。
私は今でも、この歳になっても、まだまだ毎回ワクワクしながらこういう出会いを楽しんでおります。
翌日
さてこの朱かったクダホコリが成熟して、茶色から焦げ茶色に変色してるところを撮影に行ってみたのですが、、、。
クダホコリたちはワラジムシたちに食べ尽くされて、跡形もなく消えておりました。
ううむ、変色したクダホコリ見たかったのだけれど、、、。
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日でありますように💐😊

