☆年の内で、一番夜が長い日
二十四節気~冬至
二十四節気というのは、一年を二十四に割った暦の決まりごとの一つです。
これは季節の移ろいを、農業に上手く利用するための技術でもあるといえます。
この二十四節気の中でも、特に重要なのが「二至二分(にしにぶん」。
この言葉の「二至」は、冬至と夏至の事を指します。
この冬至も夏至もそれぞれに、冬と夏とが極まる頂点の日ということであります。
ちなみに「二分」は、春分と秋分です。
さてこの二十四節気の内で、冬が極まる冬至が、今日。
つまり今日が一年の内で、昼が一番短い日となります。
日射量の減少と、寒さのピーク
これはやはり夏至と同じですね。
今日が一番昼が短く夜が長い日です。
ところが平均気温で見てみると、全国的に1月下旬が一番寒い時期となります。
太陽の力が弱まって、日本の周りの海水温も徐々に下がり続け、シベリアからの寒気団も南下しやすくなって、その総合的寒さのピークが約一ヶ月ちょっと遅れの1月下旬だという事です。
冬至の食べ物
有名なのは、カボチャです。
もちろんこの時期の食べ物で、栄養的にも良いというのでカボチャとされたこともあると思うのですが、もう一つ理由があります。
これは日本語的発想なんですが、冬至の食べ物だから「と」が付くものが良いとされているんだそうですね。
だから、豆腐やドジョウも良いそうです。
それでカボチャなんですが、江戸時代にはカボチャは「唐茄子(とうなす)」と呼ばれていたんです。
落語にも、「唐茄子屋」という演目があるのですが、遊び人の若旦那が商売を通して人生を豊かに変えていくという人情味あふれる噺なので、この年末、皆様に是非とお薦めいたします。
噺家さんでは、故人ですが、六代目三遊亭圓生さんの唐茄子屋が良いですね。
こちらも皆様にオススメしておきます。
尚、当時の七十二候は明日書くことにします。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊