札幌の森では、春に咲いた花たちから生まれた種が、顔をのぞかせてくれています。
今日は、昨日の森散歩で見かけた四種類の種をご紹介。
まずはこちら。
☆エンレイソウ
大きな葉にチョコンと花を咲かせていたエンレイソウ。
漢字で書くと延齢草ですからどこかおめでたい。
この花が受粉して種を作って。
今はこうなっています。
黒いのが果実で、この中にたくさんの種が入っております。
見事に育っていますね。
☆マイヅルソウ
白く可憐な花を咲かせていたマイヅルソウ。
それが今ではこういう神楽鈴に似た実を付けております。
もう少し経ちますと、この実も色づいてきますので、またその時には撮影するつもりです。
☆カタクリ
カタクリの花も六週間前は盛りでした。
今年のカタクリは例年になく見事で豪華でしたので、いつもより多く見に行きました。
森陰で静かに咲くカタクリの花には、独特の味わいがありますから。
そして現在。
ハッキリと黄色いゴマ粒のようなものが見えています。
これがカタクリの種であります。
風が吹いてポロポロとこぼれ落ち、来春に芽が出たとしても、花をつけるようになるまでにはおおよそ七年くらいかかるのです。
☆フデリンドウ
高さ10㎝あるなしのフデリンドウ。
晴れの日には開いて、雨の日には閉じてと楽しい変化を見せてくれていました。
さてそのフデリンドウもようやく種を実らせてくれていました。
今度は、晴れの日に閉じて、雨の日に開いてという動きを見せてくれます。
そこで雨上がりに行ってみますと、見事な種を見せてくれました。
フデリンドウは自力で芽は出せませんので、土の中の微生物の働きも借りて芽を出します。
雨の日を狙って開くというのは、湿気がたっぷりあって、太陽の紫外線が少ないという微生物が活動しやすい日に種を落とすというフデリンドウの生存戦略なのでしょうね。
毎回、森には楽しい出会いと発見がいっぱいですので、これはやめられそうにもありません。
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊