☆川辺の植物忘備録
スゲの種類は多く、日本には260種ほどが自生しています。
そしてその大部分が、湿生植物と言われ、水気の多い場所に根を下ろしています。
イネ科との違いは、茎の断面が三角形である事。
北海道など寒冷地の湿原では、スゲが大型化し谷地坊主と呼ばれる丸い形に盛り上がっているものも観られます。
昔は、大型のスゲは、笠や蓑に使われました。
漢字で書くと「菅」
官房長官とか大臣に居た名前もここから来ていますね。
また、水質浄化能力もあることも研究で証明されています。
そしてスゲが群落形成している場合、高茎性の植物の侵入を防ぐ力も備えていることが岩手大の研究などでも証明されていまして、川辺の風情を醸し出すのにも、一役買ってくれている植物です。
地味ですけれども働き者のスゲ。
とりあえずは私の忘備録として挙げておきました。