補足~重陽の節句(菊の節句)

菊酒 旧暦(太陰太陽暦)
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☆本来の菊の節句とは、、、

昨夜、花札の九月札について書きましたが、、、。
< 花札:9月の札
もう少し説明を加えておいた方が良いだろうと今朝思いましたので、今日は補足として書きます。

一年の内に五つある節句を五節句と申します。
それぞれに、季節の節目を祝うものですが。
まずは、人日の節句が一月七日で、七草の節句ですね。
春の七草
次に上巳の節句が三月三日で、桃の節句。
ひな人形
そして端午の節句が五月五日、菖蒲の節句です。
端午の節句
四つ目の節句が、七夕の節句で七月七日、笹の節句です。
七夕

こうして四つの節句を過ぎまして、年内最後に来る節句が、昨日申しました重陽の節句で九月九日、菊の節句となるのです。
花札 9月札

ただこの五節句が、単純に新暦で数えられたりしますので、季節感が微妙に損なわれてそれぞれの植物がどうにもその時期にそぐわずに、行事自体が徐々に廃れていく傾向にあるのはとても残念なことですね。

新暦で申しますと、今年の重陽の節句は10月29日水曜日になります。
いかがでしょう?
今度の10月29日に健康長寿を願って、本来の菊酒を一口楽しむというのは。

但し、花屋さんで売られている菊の花は、農薬を使って育てられていますので、菊酒にはお勧めしません。(だって虫食いの跡さえ見られないでしょう)
使うのは、御自宅で育てられたものか、野生のキク科の花びらを2~3枚頂戴してというのが良いと思います。
菊酒
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
旧暦(太陰太陽暦)
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