☆緑のバラが咲きました
フォー・スタッド・ローズ・オブ・チャイナ
フォー・スタッド・ローズ・オブ・チャイナ
そう呼ばれる4種類の薔薇(バラ)があります。
これは何かと申しますと。
かつて清国からヨーロッパにもたらされた四種類の薔薇の事を指します。
その四種類とは、以下です。
① スレーターズ・クリムゾン・チャイナ
② パーソンズ・ピンク・チャイナ
③ ヒュームズブラッシュティーセンテッドチャイナ
④ パークス・イエロー・ティーセンティッド・チャイナ
これらの薔薇がもたらされる前のヨーロッパの薔薇は、以下の特徴がありました。
・春から初夏までしか咲かない
・赤系~桃系~白系の花色
・濃厚で甘い香り
・ふんわりした花の形で素朴
ところがフォー・スタッド・ローズ・オブ・チャイナがもたらされたことにより、以下の性質も持てるように改良が進みました。
・条件が合えばほぼ一年を通して咲く性質も生み出した。
・花色に、鮮やかな赤や黄色系が生み出された。
・香りの中に、ティー(紅茶)の香りが加わった。
・優美で端正と表現される花の形が生み出された。
ノイバラとハマナスは日本から
つまり従来のヨーロッパ系の薔薇にフォー・スタッド・ローズ・オブ・チャイナが加わってバラの近代化が進んでいきました。
これらの薔薇が元になって改良が進み、そこに幕末に日本からノイバラとハマナスがもたらされて、現代の薔薇が生み出されたのです。
この話は長くなるのでまたいつか。
グリーンローズ
フォー・スタッド・ローズ・オブ・チャイナの中のパーソンズ・ピンク・チャイナ。
ここからの突然変異種とされているのが、グリーンローズです。
遺伝子の変異で花びらが無くなって、その代わりに花びらの外側にある咢(がく)が花びらのように発達した花です。
グリーンローズが生まれたのは清朝の衰退が目立ち始めた頃の西暦1827年あたりとされています。
突然変異で生まれた品種ですから、種で増やすと、人の親子でも顔や性質が違うように性質が変わってきます。
ですのでこのグリーンローズは挿し木で増やされて世界に拡がりました。
挿し木と申しますのは、クローンですから、それで増やしても遺伝子は同じです。
つまり誕生した時と同じ生き物という事になります。
今年で198歳という事になりますね。
では再来年は、200歳のお祭りをしなければと、今からウキウキしています。
写真は、我が家のグリーンローズの同じ花のここ一週間の変化を撮影したものです。
神秘的だとか、美しくないだとか、いや綺麗だ個性的だなどと評価が分かれる花ですが、私は好きです。
という事で我が家のグリーンローズが咲き始めましたというお話でした。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊🌹