人日の節句(七草の節句)

春の七草 喫茶~言の葉
この記事は約2分で読めます。

☆七草粥

さて今日は、旧暦の1月7日。
五節句の一つ、人日の節句であります。
春の七草

この名の由来は、古代大陸文化。
元旦から毎日決められた動物の日とし、その動物を大切に扱い、占いも行われていたという事。
そして7日目が、人の日。
まだ私も調査不足で、人の日に何をどうやって占っていたのかは分かりませんが、この日は罪人に対する刑罰も執行されなかったのだとか。
春の七草

さて、本来節句と言えば月と日が同じですから、本来は1月1日元旦のはずなのです。
ところが、元旦は年の初めの日で、やはり別格。
春の七草

そこで人日の風習が日本に伝わり、若菜摘みの風習と混じって行き、宮中行事として行われていた七草の粥。
これと重ねて、旧暦の元旦から数えて7日目を、人日という節句に決めたのだそうで。
日本で誰がその決まりを作ったかと言えば、江戸時代の徳川幕府であります。

七草粥については、昨年書いていますので、お時間のある方はこちらをご覧ください。
< 七草がゆ
春の七草

調べてみますと確かに、旧暦の基準地であります京都近郊では、今が七草の若葉の時期。
数日前から大雪の札幌からでは想像もつきませんが。
春の七草

そういう事で、日本の自然の流れの中、本来は今日頂くのが本当の七草粥。
七草粥を頂く目的は、この一年の無病息災と健康長寿。
立春翌日ですから、春の七草なのです。
ではそういう祈りを込めて、、、いただきます!
春の七草
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
シェアする
KAZUHIKOをフォローする
タイトルとURLをコピーしました