正月飾り最適日は、今日12月28日!

千両 喫茶~言の葉
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☆明日は二重苦なので不適です

縁起ものであり神事であり

昨年も書きましたが、正月飾りのベストな日は、今日、12月28日です。
その理由は、昨年の以下の記事に書いておりますので、詳しい話はそちらをご確認ください。
< 正月飾りのベストは、12月28日!!

やはり縁起物と申しますか、神事と申しますか。
なので我が家は朝から買い物に出ました。
まずは神社で、一年無事に過ごせたことへのお礼に参拝しました。

神社というものは元々は自然崇拝だったもんですから、神様にあれをしてほしい、これをしてほしいと願うのは間違いなのです。
本来ならば、神様にご挨拶だけに行くのが正しい参拝なのです。
これは私が勝手に言っているのではなく、本来神社というものはそういう存在なのですと、高校時代にとある神主さんから教えていただきまして、それから図書館で色々調べたら本来はそういうものらしいという事が分かりました。

なのでお正月とは、各家々にいらっしゃる歳神様を、そこの家族でお出迎えし、お接待する期間なのです。
そこでそのお出迎えのための準備の最終日が、今日28日だというのです。
それでこういうものは縁起物で、神事でもありますから、我が家はそのために朝から買い物に出ていたという訳です。
神社 参拝

我が家の買い物

そういう事ですから、嫁さんとまずは神社に参拝しまして、しめ飾りや作り榊、それに火事になりませんようにと台所用のお札を買いました。
作り榊

そこからご近所の花屋さんご夫妻にご挨拶。
正月迎えの花束には、松と金の染め物をされた松ぼっくりも入っておりました。
正月用花束

そのあと、古い餅屋さんに立ち寄って鏡餅用の丸餅二つ。
そして今日のおやつ用の草餅四つ。
餅屋さんの店内は、搗(つ)き立てのお持ちの香りと湯気と活気で満たされていて、暖簾(のれん)一枚向こう側では忙しそうにご主人と従業員さんが注文品の餅を手でこねていらっしゃいました。
この風情がもうそのまま、年末を感じさせてくれます。
そこで、ここでも年末のご挨拶をして。
草餅

その後は八百屋さんで、やはりミカンが欲しいと購入。
私達が食べる分と、鏡餅の上に乗っける分と。
そうしたら八百屋のおじいちゃんが、そういうことなら鏡餅の分はサービスだとかわいいけれど結構お高いミカンを一つオマケしてくれました。
ミカン

正月の準備開始

こうして旧暦を知り始めて、日本人と自然の関わり合いが見えてくると、これまでただの正月休みが全く別のものに変わっていくのが分かります。
と申しますか、正しく見えてくるようになったといった方が正しいですね。

ともあれ、今日が正月飾りに最適な日です。
間違っても、明日はダメですよ、二重苦となりますから。
13日から28日までに正月準備を終わらせて、後は穏やかに歳神様をお迎えしましょうという日本人の正月に対する感性が、私はたまらなく好きです。

花屋さん、餅屋さん、八百屋さんと年の暮れのご挨拶ができて、しかも良い買い物もできて、本当に今日は良い日だったねと先ほど嫁さんとお茶を飲んで草餅を頂いて、いざ開始です。
嫁さんは、正月料理の仕込みに。
私は今日の夕暮れまでに正月飾りと、本当はこういうふうにブログを打ってる場合ではないのですが、正月飾りに最適な日は今日という事をお伝えしたくパソコンに向かいました。

では最後に、縁起物をば。
江戸時代から好まれている南天(ナンテン)です。
難を転じて福とするという、これも植物に対する私の大好きな日本人の感性です。
さて、飾りつけしましょ。
(※この写真は南天ではなく千両でした。この間違い写真はこのままに、なぜこの間違いが起こったかを「赤実の縁起物」に書きましたので、よろしければこちらもご覧くださいませ。)
千両

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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