☆暑さがようやく激しくなるころ
夏至との関係
6月21日が夏至でした。
そこから15日目。
半月過ぎたのが、今日。
二十四節気の一つ、小暑です。
小暑というのは、いよいよ暑さが本格的になり始めますよ、という意味です。
ただ夏至は、年の内で昼が一番長い日でしたよね。
この日は太陽も、空の一番高い位置で輝いています。
なので普通に考えると、夏至の方が昼が長いし太陽は一番真上から照り付けてくるので、ここが一番暑いはずなんです。
ところが、そこから15日後に、どうして暑さが本格的になり始めるのか?
疑問に思われますよね。
これは、空気や海が温まるのに時間が必要だから、です。
小暑の期間
小暑の期間も15日間です。
それで、最初の5日間ずつ初侯・次候・末候と分かれています。
七十二候ですね。
初候は、温風至。
これは「あつかぜいたる」と読みます。
長い梅雨が明け、太陽が照り付け始めるころという意味。
温風とは、湿気を含んだじっとりとした南風を指します。
次候は、蓮始開。
読みは「はすはじめてひらく」。
これは文字通り、蓮の開花時期という事です。
旧暦の基準は京都ですから、各地の蓮がこの日に開き始めるという訳ではありません。
また、蓮は水中の泥の中から生えて、水上で綺麗な花を咲かせますので、極めて仏教的な教えを重ねて捉える国民性があります。
植物を基準に語ると、蓮の開花を促す水温になっているという見方ができる次候の言葉ですね。
末候は、鷹之学習。
これは「たかすなわちがくしゅうす」。
こちらは、鷹の雛が巣立ちを迎える時期という意味です。
鷹という鳥は、食物連鎖の頂点ですから、その鷹の子が巣立つという事は、自然界の生命活動が活発になったという意味でもあると私は考えています。
こういったことが次々起こっていくのが、小暑の15日間です。
☆暑中見舞い
葉書代が、秋からグンと値上がりしますね。
値上げの理由は、郵便での収益が減ってきたからだと言います。
でも普通に考えて、手紙や葉書の利用率が下がって来ての収入減なのに、手紙葉書代を値上げしてどうにかしようだなんて、愚策ですよね。
郵便局と札幌ドームは似てるなぁなんて私は思うのですが、みなさま、いかが??
さて、暑中見舞い。
これを出すのが、小暑(つまり今日)から次の二十四節気である大暑の終わりまで。
その次の立秋からは、残暑見舞いに切り替わります。
郵便代は上がって、ますます需要は減ってくるので(きっぱり言い切ります!!)、暑中見舞い、残暑見舞い、年賀状などというのは廃れていくのでしょうね、、寂しいものです。
ラブレター、、、恋文、戀文というのは、、、、絶滅して、マッチングアプリとかになっていくのでしょうか、、ああ、やだやだ。
そんな小暑ではありますが、札幌は現在23℃。昨年のこの時期に比べて、実に快適爽やかです。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐