雪吊り

雪吊り 古典園芸
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☆風情がある冬囲いの一種

冬囲いの話をここ最近しておりますが、その種類には幾つかあります。
大きく分けると、繩巻・竹囲い・雪吊りの3つになりましょうか。

写真で見てみましょうか。
繩巻。
冬囲い

竹囲い。
冬囲い

そして、雪吊り。
冬囲い

この「雪吊り」ですが、ゆきつり、と読みます。

我が家の庭木達には、大掛かりな雪吊りはしませんので、札幌にある中島公園へ雪吊り見物に行ってきました。
その写真がこちら。
雪吊り
プロがやると、キレイですね。
そう、この雪吊りは、実際に樹木への雪の害を防ぐという意味合いもありますが、もう一つ。
見た目を美しく吊らなければならないし、そこが職人の腕の見せ所でもあるわけです。

しっかりした芯棒を立てて、その上の方から四方八方にバランスよく縄を伸ばして補強する枝に結んでいくわけです。
雪吊り
樹木や自然に対する職人さんたちの敬意さえ感じられる冬囲いなのですよね。
あ、ちょっと違いますか。
厳密に言えば、他の冬囲いでも全て、職人さんたちの心意気や美学が見えるのですが。
一番はっきりそれが分かるのが、雪吊りという事であります。

重たい雪が枝を折りませんように。
枝が傷みませんように。
雪がキレイに掛かりますように。
見てくれる方が美しいと喜んでくださるように。
そんな思いがそこここに込められている雪吊り、本当に素晴らしいものだと思うのです。
雪吊り
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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