季節の境界線

ささやかな発見
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☆札幌は一気に秋へ

・かわいい会話!

前に、「青空からの手紙」という記事を書きました。
そこで天気について記したんですが。
それがまた昨日、おもしろい空模様を見ることができました。

午後3時前だったでしょうか。
外を歩いていると、小学生低学年の女の子のグループとすれ違ったんですね。
その会話がまた、おかしくて。

「これは明日、風邪ひくね!」
「そうだね、もう私たちの夏は終わったね。」
午前中まで割合暖かかったんですが、午後から冷たい風が吹き出しましてね。
これが、小学生の下校時間になってもまだ吹き続けていました。
でもまぁ私たちの夏だんなて、もうかわいいやらおかしいやら。
しばらく立ち止まって、愛らしい彼女たちの後ろ姿を見送らずにはいられなかったですねぇ。

それにしても本当に、15時近くになって、風邪ひきそうなぐらいの冷たい風です。
空を見上げたら、こんな様子でした。
曇り空

・季節の境界線

このわずか5分後。
空が晴れてきました。
天気の変わり目
そして2分後。
割れていた雲がピタリと整列したんですね。
とてもキレイでした。
これがその時の空。
季節の境界線とでも言いましょうか。
ハッキリと見えましたね。
天気の変わり目
まぁ、何でもないと言ったらそうなんですけど。
こういう場面に出会うたびに私は思います。
生きているっていいなぁ。
自然って凄いなぁって。

先ほどのチビッ子たちにも見せてあげたかったなぁとも思いました。
ほんとに雄大でしたよ。

☆寒冷前線

・カラスを起こして回った朝

やはり今朝は一気にぐっと冷え込んで、私なんかは歳を取っていますから早起きなんです。
朝4時。
いえ、今日は極端に早く起きましたよ。
この時期の札幌の4時だなんて、早起きで有名なカラスだってまだ全部起きちゃいない。

そのあと、散歩に出ました。
せっかくの朝です。
山際に近い道を歩いて、まだ寝ぼけたようなカラスに「おはよう!」と声をかける。
この声色がなかなか難しい。
相手を驚かさないように、それでいて聞こえるように、その上に親愛の情を込めて言うんです。
するとほとんどのカラスは、興味をもって私を見るんですね。
おっと、カラスの話はまた今度。
本題本題。

・寒冷前線について

昨日、冷たい風が吹いて、それから空模様が変わったと申しましたでしょ。
つまり、私たちが歩いてる地面に先に、なんだか今までと違う風がふいて。
その後、空の雲の様子が変わったって話。

これはどういうことなのかと言えば、寒冷前線なんですね。
仕組みはこうです。
寒冷前線
暖かい空気があるところへ、冷たい空気が入ってきます。
冷たい空気は重いですから、最初は地面に近い所から先に届くんですね。
暖かい空気は冷たい空気より軽いので、上へ。
これは熱気球の理屈です。
あれは中の空気が外より暖かくて軽いので、気球が昇って行くんですね。

最初地面に届いていた冷たい空気が、やがて厚みを増して空の上の方の層にまで満たされていくんですが。
昨日はたまたま良い条件が重なって、空があんなふうになったんです。
天気の変わり目

・空を見上げて癒されるのは大変お得です

昨日は、低気圧が北海道を横切るときの寒冷前線でした。
こんな感じの、いわば低気圧のしっぽ。
イラストでは、水色のがそれですね。
低気圧と前線

こういう仕組みを知っておくと、植物栽培に応用できるだけではないです。
空には、植物の緑と同等の癒し効果があります。
その空の変化を、ちょいと気象条件とか仕組みとかを頭に入れて見上げれば、効果100倍増。
是非にとお薦め。

☆気象庁へのリンク

さて、本日の最後に、気象庁への各リンクを貼っておきます。
せっかくの機会なので、ちょっと落ち着ける時間ができた時にでも覗いてみてください。
そしてこういう感じで気軽に眺めていて、だんだん頭に入ってくると、気象災害の時などから身を守るときに大変役立ちます。
実は私も長く生きて来て、本当にこれらの知識で大助かりな事が有ったり、始めから結構早めに危険回避行動がとれたりと、良い事づくめなんです。

気象庁 高解像度ナウキャスト (現在の雨の様子)

気象庁 天気に関する用語集 (はじめは雑学程度で充分、いずれかなり便利に役立つ知識となってきます。)

気象庁 地球環境・気候 (おおきい視座で、私たちが暮らす環境について知ることができます。)

毎日、やらなきゃならない事や仕事に追われがちですが、たまには何も考えずに空を見上げるだけで良い事が起きるかもです。
ではでは、あなたの一日が、より素晴らしいものとなりますように。

最後まで読んで下すってありがとうございました。
天気予報

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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