億劫だなんて言ってられない話

砂時計 喫茶~言の葉
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☆頂いた感想から

一昨昨日、一昨日と2日に渡って「腸と脳で決まる私たちの健康」について書きました。
それを読んでくれた私の友人から、「よくまぁあんなに調べたね、僕はだめだね、億劫で毎日ブログなんて書けないよ。」とメールをもらいました。

億劫(おっくう)。
いえいえとんでもない。
まだ私は、このブログともう一つのブログ、二つ同時に毎日更新してますが、連続投稿記録が今日で519日です。
このまま二つのブログ共に毎日欠かさず1000日更新出来たら、千日回峰行などと称して何か美味しいものでも食べようかとは思うのですが、いつもその前にどこか一日ぽっかりと交信を忘れてしまうのです。
高野山

☆億劫

千日回峰行も、億劫も、仏教用語です。
千日回峰行は天台宗のお坊さんが、命懸けで挑まれる厳格で過酷な修行です。
天台宗のお坊さんが、比叡山の峰々を1000日間駆け巡って悟りを開くという行で、昔はそれを途中で中断した場合は、自らの命を絶たねばならなかったのだと申します。
壮絶な覚悟がそこにあって、さらに心身を常に整えておかないと、とても1000日続けるのは無理だとは私でも想像が付きます。
本当に凄まじい話です。

私は中学生の頃、信心深い祖母の影響で、仏教や神道に興味を持ち、町や学校の図書館で、そういう関係の本を読み漁っておりました。

あれは確か中学二年生の冬だったと思います。
読んでいた本に、仏教の説く時間の長さの話があったのは。
確かこんな話でした。
千日回峰行

億劫とは

四km立方メートル(縦・横・高さ共に4km)の大理石がありまして。
その大きな石を、100年に一度、天女が空から降りてきてその柔らかな羽衣でサッと一撫でだけします。
その100年ごとの羽衣の一撫でを繰り返していくと、いずれ四km立方メートルの大理石が完全になくなる時が来ます。
この大きな大理石への最初の一撫でから、完全に無くなるまでの時間の長さが「一劫」です。
もうここで完全に理解できないほどの長い長い時間の単位だと分かりますよね。
億劫

そして、そうです、億劫。
これは一劫が一億回繰り返したときの単位です。
なるほど、想像するだけで億劫になりますよね、考えるのも嫌になる時間の単位です。

こうしてみると、未来永劫という言葉にもある種の凄味がありますよね。
そして。

友よ、毎日のブログなんてまだまだ億劫には程遠すぎるぞ。
天女から一撫でさえもされておらぬぞと思うのでありました。
そんな土曜日の朝を、普通に迎えている私です。
砂時計

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き週末をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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