☆5月中旬に桜の花
さて今日は土曜日。
朝からバタバタと過ごしております。
明日までに、とある資料をまとめなければならないので結構追われています。
でも、そんな時だからこそ、朝の散歩は大事。
心身が整い、作業もスタートダッシュが一層可能になりますので。
という事で今朝は、いつもと違う方向に歩いてみました。
そうしたら、まだチシマザクラが咲いていました。
こちらがその花。
多くは一昨日の札幌に吹いた大風で散ってしまってましたが、まだ三割残っていました。
このチシマザクラの特徴は、、、あれ?
前に書きましたっけ??
ちょっと見てきます。
< 桜前線の終着点
あ、まだ書いてませんでしたね。
良かった。
では、改めて。
このチシマザクラの特徴は、まず、他の桜の花より小さめで、しかもその花に香りがある事です。
☆桜の香りについて
桜の香りなんていうお線香が売られているのを目にしたことが有りますが、本来、桜というのはそんなに香りがしない花なんです。
けして香りが無い花ではないのですが、顔を近づけてごくわずかに薫るほど。
では桜餅のあの香りは、と申しますと、これはオオシマザクラの葉の塩漬けの香り。
香り成分は、桜餅のヒミツというタイトルの投稿の中で、クマリンだと以前に書きました。
< クマリン
これが、桜の花の香りだと勘違いされている方も案外多い印象です。
ただ、全部が全部、桜の花の香りが弱いのかと言えば、そうでもない。
江戸時代に交配された(人工的に受粉させて、新しい品種を作る)中に、里桜(さとざくら)と呼ばれるグループがあるんですね。
それらは、匂ひ桜とも呼ばれ、大変好まれました。
今でも東京の調布市にある神代植物公園では、その匂ひ桜の代表的品種である駿河台匂(するがだいにおい)を見ることができます。
駿河台匂の花の時期は、おおよそ4月下旬です。
そして、今朝私が目にしたチシマザクラ。
何と表現したらよいのでしょう。
月並みですが、華やかな香りがしていました。
☆チシマザクラの、その他の特徴
このチシマザクラ。
幹があっちこっちに伸びるんです。
私が見たのは2.5mほどの高さ。
こちらではだいたいこのサイズのものが多いでしょうか。
本州に行けば、もう少し大きめのものがあると聞いたことが有ります。
そして、種で増やされたので、花色や樹形の、株ごとの個性が大きいです。
なので花だけを見て、これがチシマザクラだと言い切ることは難しいですね。
やはりその時は、樹形と花の香りを同時に調べられると間違いないです。
私が今朝見た木は、このように濃い桜色で、花びらの並びが密でした。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐