グリーンローズ

グリーンローズ 古典園芸
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☆6月の末に絶賛開花中

花という文字は、草冠に化けると書きます。

まさにこのグリーンローズの花は、葉が変化したもの。
花びらもオシベもメシベも無くて、咢(がく)や苞(ほう)と呼ばれるものが、まるで花びらのようになっているバラです。

生み出されておおよそ200年。
そう、人が交配によって創り出した品種です。
私とはもう20年ほど一緒に暮らしていますので、グリーンローズ側からしたら、人生の10分の1を共有していることになる。
私は3分の1の共有ですか、60歳ですから。
そう考えると、より楽しい。

私は好きでしてね、この緑の、地味と言いますか、控えめと言いますか、この風情が。
しかも鉢植えに合っていて、病気にも強い。
良いもんですよ。
グリーンローズ

ただ、ちょっとした癖がありまして。
蕾をたくさん付けるのですが、それを全部咲かせるのは株が大変な力を使います。
なので、そのままだと開く前に蕾がほとんど落ちてしまうんです。
もっと栄養を与えて、思いっきり甘やかせば良いのかもしれませんが、それでは弱い株になってしまします。
人間と同じですね!

なので私は7号鉢を使っていますので、これぐらいだと一度に咲かせる花は10輪ほどになるように、蕾を早めに取っています。
私の経験では、それぐらいの分量とバランスがちょうど良いのかなと思います。

ただ、育てる地域の天候や使っている土の質。
そして日頃の管理のやり方や、使っている肥料とその使い方などで変わってきますので、色々やり方は千差万別ですけども。

こうして、ああでもないこうでもないと、植物の反応を見ながらお世話の仕方を変えていって、自分にとってのベストの栽培管理のやり方を見つけていく。
こういうのが、言葉を使わない植物との会話なのだなぁと、ようやく私も分かるようになってきました。
いえ、もちろんまだまだ奥は深いですけれども。

さて今日は札幌、昨日に引き続いて暑くなる予報が出ています。
こういう時の朝は、肥料の吸いが良くなりますから、我が友人のグリーンローズに液体肥料をご馳走してあげようと思います。
さてそろそろ朝八時。
ベストな時間です。
ちなみに液体肥料は、説明書に書いてあるよりももう少し多くの水で薄めるのが最高に良いです。
良くないのは、濃く与える事です。
(植物全般に、これは言えます。)
グリーンローズ
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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