☆マインドフルネスって何?
マインドフルネスって言葉、よく耳にしますが、ご存じない方も多いです。
実際に私も50代に入るまで、新手の歌手か何かだと思ってました。
いや、お恥ずかしい。
これ、実は仏教の瞑想法を基に西洋で組み立てられた「ストレスや不安を軽減する方法」の事です。
仏教で言うところの、「正念」(解脱や悟りにむかうために、自分の心や体に起こる色んな現象に気づいて、それらを客観的に観察すること)や、「在るがまま」(禅などに見られる教え、出来事をそのままとらえて、執着から逃れて心を穏やかに保つ事)から、日常生活に使える部分を抜き取ったのでしょうね。
なるほど、、マインドフルネスねぇ。
こりゃ、植物育てにも応用できる考えだなと、50歳の私は思ったんです。
早いもので、もうあれから10年経ってしまいました。
☆マインドフルネスの簡単なご紹介
仏教起源と知ったら、俄然興味がわきましてね。
昔、何冊か読み漁ったんです。
そうしたら「なんだよ、普段師匠と植物に向かってやってる事だ」って驚きましてね。
マインドフルネスだったんですね、私が20歳ちょい前からやり続けてること。
私はもともと、江戸園芸を源流とする「植物育て」の考え方を教わってきた古いタイプの日本人。
なので、とてもすんなり身に入ってきました。
どうりで毎日しあわせなわけだ、なんて納得したものです。
・マインドフルネス5つのステップ
そのマインドフルネス、実際に誰でも簡単に取り組めます。
その段階が5つに分けられていますんで、ザックリ書きますね。
①「環境を整える」
まず大事なのは、静かな場所です。
座るか寝るか、軽く目を閉じます。
②「自分の呼吸に気持ちを向ける」
ゆっくり鼻から吸い、次に口から吐き出します。
それだけに集中します。
③「呼吸以外の体の感覚に集中する」
次に、体の痛みや不調を感じる部分に気持ちを集中させます。
ただそれだけをします。
上手な人は、体全体に気持ちを向けることもできるんですって。
(私はまだそれができたことはないです。)
④「思考に集中する」
これが最終段階なのですが、まず考えない。
考えなくていいんです、いや、考えちゃダメ。
ボケ~っとしてるわけではないんですが、ぼんやりと浮かんでくる感情とか思考を、ただただ観察するだけ、です。
「考えないで観察」っていうのがちょいと難儀ですね。
まず普通は、言葉的にあり得ない組み合わせですから。
※通常の「観察」の意味についてはこちらの記事にも触れております。
でもこの、「考えないで観察」が、脳を激烈にリフレッシュするんです。
そういう意味でも、インド発祥の仏教って凄いですよね。
⑤「繰り返す」
ここまで来たらもう簡単。
あとは①~④を気が向いたとき、時間が許すときに繰り返すだけです。
まずは5分を目安に。
・私流のアドバイス
あと、ちょいとしたコツは、口角を少し上げること。
つまり自然にニッ!と軽い笑顔でやるように心がけると効果絶大!
私の経験上、間違いなく「ニッ」の効果は抜群です。
また私の場合。
最初のころは、夕食後のぼんやりした時間にやってました。
なに簡単です、もともとその時間帯はぼんやりしてましたから。
慣れてきたら、朝にもおすすめですよ。
なんてったって、一日のスタートがぜんぜん違ってきますので。
何にせよ、大事なのは個人個人のペースです。
好きなようにやるのが、このマインドフルネスのコツだと私は思います。
☆マインドフルネスの効果
仏教の正念や在るがままは、悟りや解脱が目的だと書きました。
そこから発生したマインドフルネスは、ストレスや不安を軽くすることが目的なんです。
ところがさらに、こういう事にも効果があるんです。
それは、創造力や、集中力も高めてくれること。
新しくアイデアを出したり、短時間でグワっと何かを一気に成し遂げたり。
さてこのマインドフルネス。
個人以外に、どの辺の分野でよく使われているかご存知ですか?
その答えは、「医療分野」「ビジネス分野」
更には学校やスポーツの場でも使われています。
こうなるともう、新たな形の悟りや解脱だと私は思うのですけど、、、。
違いますかね??
さて、また長くなりそうなので、本日はここまで。
マインドフルネスと植物育てのうまい組み合わせ方については、この次の記事で書きますね。
本日はその導入部という事で。
次回は、「緑の癒しで心リフレッシュ!植物×マインドフルネス入門②」
植物を使った、簡単お気軽なマインドフルネス実践編です。
では今日も、皆様にとって佳い日でありますように💐