☆ドイツスズランと(日本の)スズラン
春先にカワイイ花を咲かせていたスズラン。
私達がよく目にするのは、たいていドイツスズランです。
花軸がシュッと伸びていて、近寄ると甘い香りを感じますよね。
白い花自体もツルンとまんまる。
これに対して、日本に自生しているスズランがあります。
関東より北の高原、その木陰草陰で見かけることができます。
ドイツスズランとの違いは、花の中の奥の方がうっすらとピンク掛かるドイツスズランに対して、日本のものは花の奥まで白色ということ。
それに日本のスズランの方が、花が葉よりも短いのも特徴です。
香りも、ドイツスズランよりも弱いですね。
そして、葉が、ドイツスズランでは丸み帯びているのに対し、日本のスズランはやや細長い。
こういう違いもあるんです。
☆スズランの実
昨日、スズランの実を見かけました。
白い花から、赤い実へ。
なんとも素敵な模様替えですね。
こちらはやはり、葉よりも花軸の方が長いので、ドイツスズランです。
さて、ここで注意していただきたいのは、スズランが有毒植物だという事!
小さいお子さんが目を離したすきに口に入れたりすると、本当に怖いです。
重症の場合は命を落としますので、本当にご注意ください。
スズランの毒は、根が一番強いのですが、全体にどこでも毒の成分を含んでいます。
なのでどうかどうかご注意を。
この写真の撮影をしたのは、人通りもまぁまぁある交差点近くの歩道際。
植える方がそういう毒性を知らずにいらっしゃったのでしょう。
こういう子供が手の届く場所に植えることは、私は避けた方が良いと思います。
皆さまの身近にも、こういう植え方をされているスズランがあるかもしれませんので、どうぞご注意くださいませ。
スズランは、見て楽しむ、香りを楽しむ、それだけにしてください。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊