雨の森・キノコ祭り

チシオタケ 命の不思議
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☆久々の早朝散歩

昨夜から今朝がたにかけて札幌は雨と風が強く、荒れました。
朝6時にはまだ雨も風も激しかったのですが、あえて森散歩に行ってきました。
雨の朝

そして私が、森に入るか入らないかという時に、突然の土砂降り。
雨合羽の家だけ羽織っての散歩でしたので、これはいけないと森に駆け込み雨宿り。
風で落ちた枝

森の外は大変なことになっておりましたが、木々の下はなんとかあと15分は持ちそうでしたので、一足一足歩いてみました。

☆秋の木ノ子大発生

やはり秋のこういうお天気ですね。
キノコたちが元気でした。

キノコは、木ノ子です。
地面の中の木々の根っこと共に暮らしている菌。
この菌自体が、森の健康を左右するというのは、あまり知られていない話かもしれません。

この際、木ノ子の名前はもういいでしょう。
こんな木ノ子たちに出会いましたよという、今日はその御報告だけにしておきましょう。
こちらは、毒を持った紅色のキノコです。

木ノ子①

ドクベニタケ

木ノ子②

そして。
食べられる白い木ノ子。
オオイチョウタケ

木ノ子③

それからこちら。
苦みがきつくて、食用には向きません。
キサマツモドキ

木ノ子④

そしてこちらは、イチゴジャムを乗っけたような、、、
ヒナベニタケ
なかなか美しい木ノ子でした。
ヒナベニタケ

木ノ子⑤

大きな木の子でした。
ウスタケ
こちらもやはり毒キノコです。
ウスタケ

木ノ子⑥

こちらは毒なのかそうでないのかよく分からない木ノ子でした。
ただ、朽ち葉に馴染んで、良い感じで佇んでおりました。
エセオリミキ

木ノ子⑦

もうよく分かりません。
不明の木ノ子

木ノ子⑧

もうこうなってきますと、何が何やら。
まるでポトリと落ちたソフトクリーム。
木ノ子

木ノ子⑨

ああ、これは馴染みが有ります。
ハリガネオチバタケ
軸が細いのも特徴ですね。
ハリガネオチバタケ

木ノ子⑩

こちらは小さくかわいい木ノ子でした。
朽ち葉の間から、ピョコリとこちらを覗いているようです。
ゴンゲンダケ

木ノ子⑪

こちらは、屋根瓦に似ているので、多分あれでしょうなどと雨に打たれ眺めつつ。
カワラタケ

木ノ子⑫

まぁ、おしゃれな木ノ子でした。
まわりにフリフリがありまして。
これはもしかすると、少し傷つけたら血のような赤い液体が出てくる木ノ子ではありますまいか?
チシオタケ

☆木ノ子大盛況

こうして朝、ほんの少し雨の森を歩いただけで、色んな木ノ子達が見られました。
森の地面の中に、縦横無尽に張り巡らせられた菌糸たち。
それが秋になって、地面の上で木ノ子という形で私たちの目につくようになる。

キノコが活発だという事は、森の木々も健やかに育つという事。
森の木々が健やかに育てば、森に暮らす昆虫や動物達も健やかだという事。

キノコは色んなそういった言葉にならない話を沢山私に語りかけてくれました。
雨の森

さてさて。
先ほど載せた木ノ子たちの写真ですが。

エセオリミキ
ゴンゲンダケ
カワラタケ
チシオタケ
オオイチョウタケ
ドクベニタケ
キサマツモドキ
ウスタケ
ヒナベニタケ
ハリガネオチバタケ
などではないかと思われますが、どれがどれかは、ご興味ある方は是非ご自分でお調べください。
私はちょっと間違っているかもしれないので、明言は避けておきます。
イタチタケ

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊🍄

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
命の不思議
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