☆札幌では秋の風
札幌は昨夜から今朝にかけて雨でした。
季節の変わり目の雨という奴で、今朝はもうすっかり肌寒いほどです。
こうして春先と同じように暑さ寒さを繰り返して少しずつ本格的な秋へと移っていくのですが。
昨日少し時間があったので、いつもは通らない森を歩いてみました。
やぶ蚊もまだまだ多かったですが、ちらほらと秋の到来を告げるようにキノコたちが顔を出していましたので、今日はそのご紹介です。
あ、そうそう。
キノコと森の関係については、昨年関連記事を投稿しておりますのでそのご紹介も。
以下のリンクからその記事へとリンクを張っておきますので、ご興味ございます方はどうぞご一読ください。
< キノコと、森の絆
☆森で見かけたキノコたち
散策しつつ
季節変わりの雨の後、まだ湿り気の残った森の道を歩いてみました。
森の香りがふくいくと立ち昇り、少し風がそよそよと森の中を流れています。
昆虫たちがいつもより多めに植物の葉の上に見られていました。
森の木々は盛大に葉をつけて、野鳥も活発に飛び回って。
そして地面の中、私たちの見えない所で植物(の根)と協力して森を育ててきたキノコ(菌糸体)たち。
このキノコ(菌糸体)たちが地面の上に、私たちに見える姿で立ち上がるのが(子実体)です。
ではでは、私は昨日、どんな木の子に出会えたのでしょうか。
分かる範囲で名前を添えて、ご紹介します。
食用のモノもありますが、キノコ類に関しては私は椎茸と舞茸としめじとなめ茸しか食べませんから、食べる事に関しては今回は横に置いておきます。
(たぶん)アイタケ
木々などの根っこと協力し合って生きる共生菌です。
傘の上はほんのり藍色になっています。
枯れ葉に半分隠れていますが、そこまで踏み入ると森を壊すことになるので、そっとそのまま撮影しました。
(たぶん)タマゴタケ
昨年も見かけたキノコです。
< タマゴタケ:森の植物たちとの不思議な共生
良~くみると、昆虫がタマゴタケを食べていました。
この状態でしばらくすると、このように開いていきます。
おもしろいキノコです。
(たぶん)テングタケ
こちらも樹木と共生関係にあるキノコです。
これがテングタケだとしたら、毒キノコですから、絶対に見るだけにしてください。
同じものを見かけても。
いくら毒キノコでも、ハエやダンゴムシたちは平気みたいですね。
(たぶん)チギレハツタケ
これがチギレハツタケだとすると、ほぼここらが北限です。
札幌市より北には見られないキノコなのです。
後で調べて分かったんですが、このキノコ(子実体)を傷つけると、赤ワイン色の汁が出るそうです。
そしてその赤いワイン色の汁が、徐々に青緑色に変わっていくそうです。
毒キノコではないので、安心して汁色チェックができます♪
しまった、試せばよかったと後悔。
今度時間がある時に、また行ってみましょうか。
ちょっと遠い場所だけれど。
(たぶん)ハカワラタケ
これは、樹木を腐らせるキノコです。
この写真の場合は、立ち枯れた木を分解してくれてる最中です。
こうして、枯れた木を分解してくれるから、森の土が栄養たっぷり、豊かに微生物も暮らせるのです。
ただ、このキノコの生えた立木には注意が必要で、中身が菌によって分解されて行きますから、え~つまりは平たく申しますと、腐る。
なので風の強い日には折れる可能性がありますから。
(たぶん)ツチカブリ
これは食べてはいけません。
しかしなんで土被りという名前が付いているんだろうと調べてみたのですが、これは全然分かりませんでした。
まぁ、こんな生え方してますからねぇ、、、。
☆キノコが作る妖精の輪
さて、ここからはファンタジーめいた話をしますが。
森の中などでキノコが輪を描くように生えている時があります。
もしくは円を描く途中のような生え方。
これはヨーロッパの方では、このキノコの輪の中で妖精が躍った痕だとか。
この輪の中が異世界に通じているとか言われています。
「フェアリーリング」と呼ばれています。
専門用語で「菌輪」と言います。
もしくは、「菌環」。
見かけたら良い事があるかもしれません。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊