☆チョイとひどい切り傷の話
昨夕、指を切ってしまった話
簡単・名刀の切れ味復活術
昨日は早めに色々終わったので、珍しく私が晩御飯を作ろうと思いまして。
冷蔵庫から鶏肉出して、包丁で皮に切れ目を入れたんですが、どうにも切れ味が悪い。
そこで研いだんです。
これ、どうやって研ぐかと申しますと、実に簡単。
お茶碗の底に刃を当てて、角度を一定にしてシュッと引く。
それを数度繰り返すだけ。
これで見違えるように切れ味が復活しますので、ご存じない方はどうぞお試しあれ。
ただし、大事なのは、常に角度を一定にすることです。
だいたいですが、私の場合は刃の角度20度を意識して研いでます。
さあそれで、簡単に鶏の皮にも切れ目が入り、一安心。
ただ鶏肉には菌がありますから、使った庖丁はすぐに洗いたい。
ここで気を抜いてしまったんですね。
スポンジを泡立てて、刃を洗っている時にまぁ見事に右手の親指の背を切り開いてしまいました。
名刀の切れ味。
スッと開いて、フワッとあふれて、サッと流しを赤に染め上げる私の親指。
傷口は、2cm弱ですが、指にとってはかなりの広範囲です。
※写真は、包丁研ぎ職人さんの検査の様子を撮影したものです。
傷に対する昭和30年代のメンタル
久々に見た多量の鮮血でした。
とりあえず、洗剤を付けたスポンジで数往復し庖丁を洗った後でした。
ですから、菌は問題ないかなと思いました。
が。
念のため、10秒ほど血を出して傷口についたかもしれない菌を洗い流しました。
血で血を洗う、なんて表現がありますが、血で菌を洗う。
次に水道水で傷口を洗ったのですが、水で傷口が、手紙を取り出すときの封筒のように開いたときはさすがに驚きました。
思ったよりひどい。
また、血が止まらない。
こういう時は外に出て、ヨモギをブチっとちぎってよく噛んで、傷口に当てて止血したものでしたが。
あ、いえ、昭和40年代にはよくやっていた強烈止血法&治療法ですが。
ここは札幌、昨夕は見事なまでの雪。
ほれこのとおり、ヨモギは無いのです。
まぁ、血を流しながら撮るなと怒られそうですが。
このように、子供時代に存分に怪我をし、それを「ここまでは大丈夫」とか「これはもう自分の手に負えない」の判断経験には結構自信があるんです。
これぞ、昭和!なんてつぶやきながら、ティッシュ3枚を畳んで傷に当てて、そこを左手でしっかり押さえて心臓より高くするという、一見妙な格好で、雪の中、しかも素手で、歩いて20分のスーパーの薬局に向かいました。
超優秀な絆創膏
バンドエイドのキズパワーパッド
これが欲しかったんです。
まぁそれはそれは優秀な絆創膏。
バンドエイドのキズパワーパッド。
お値段もそれなりにお高いですが、効果絶大!
薬は不要です、ただ貼るだけ。
大事なのは、ケガをしたらすぐに貼る事。
傷口が乾いてからだと、まったく本来の効果はありませんので、そこはご注意ください。
さて、その効果についてですが。
まず、これを貼った瞬間から、傷の痛みがほとんど消えます。
これには驚きです。
そして3日ほど、貼り替え不要。
最長5日間は貼りっぱなしでも構いません。
(でも初回は3日目に、妙な化膿が無いかを確認することが必要です!)
そしてすごいのは、ここです。
自分の体液で傷を治すというところ。
つまり自己免疫と自己修復能力を存分に引き出してくれるんです。
しかも、治った後は傷口がキレイ。
ほとんど目立たなくなります。
なんでもこれ、医療現場で行われている「湿潤療法」を利用した絆創膏らしいんです。
まぁヨモギ止血も好きなんですけどね。
この絆創膏は、とにかく超優秀です!!
昭和メンタルと、超優秀絆創膏
このように、超優秀絆創膏ではあります。
しかし、利き手の親指から血を流しながら、しかも親指ですから大変です。
薬局について、どのサイズを買おうか迷います。
この時は、傷の長さを計ろうにも左手を離すと血が出る。
なので一応、勘!
まぁこのサイズで良いだろうと、少々大きめにしました。
結果、大正解でしたけど。
そして会計に向かいつつ、右手を心臓の上まで上げつつ。
左手を2秒離して、ポケットの財布を出す。
まぁ片手の2秒1回では出せませんから、止血・財布・止血・財布と何回繰り返したか覚えてませんが5~6回やったでしょうか。
次に、片手で財布からお金出すのもまた一苦労。
目の高さで右手の健在な4本の指で財布を固定し、止血を2秒ごとに繰り返しながら千円札一枚取り出して会計到着。
まだあります。
会計済ませて、近くのベンチに腰掛けて、いよいよ絆創膏を貼るわけですが。
これがまた、片手で絆創膏の箱が開けづらい。
絆創膏取り出しづらい。
包み紙、はがしづらい。
絆創膏の裏紙取りづらい。
2秒おきに止血のため左腕がふさがりますから、周りから見たらもう喜劇でしょう。
事実、私の前のベンチの親子連れ、お子さんが3歳ぐらいの男の子でしたが、振り返って珍しい生き物を見る目で凝視してました。
つまり、2秒ごとの止血と同時に、男の子に微笑みかけるという仕事も加わるわけですから、もう訳が分かりません。
救世主的絆創膏の威力
さて、ようやくそんなことをしながら、いよいよ貼る直前まで来ました。
時間にして、5分ぐらいでしたでしょうか。
ここからです。
止血している赤く染まったティッシュをサッと取って、血が噴き出す前に絆創膏を貼り終えねばなりません。
男の子を怖がらせないように、またお店に迷惑が掛からないように、血はダメですよね。
そして確実に一回でピタリと傷口を塞がなければなりません。
ズレたら、さらに悲惨なことになるから。
男の子の手前、サッ、ピタッ、ニコッが理想形。
何でしょうこの緊張。
結局、もたついて血があふれかける事数回。
だいたいタイミングも分かって来て、なんとか貼れました。
サッ、ピタッ、ニコッの完成です。
そして傷口が空気から遮断されるからでしょう。
痛みがストンと治まりました。
男の子の不思議そうな表情が印象的でした。
☆湿潤療法
今回ご紹介したバンドエイドのキズパワーパッド以外にも、こういった絆創膏は出ていますので、ご自分に合う製品を一家に一箱置いておくと便利だと思います。
私は使っていてはがれづらいし、治りもこちらの方が良いと感じていたので、バンドエイドのを愛用しています。
ただ今回の私のように、ケガをしたときに、あ!無い!!って時が本当に困ります。
なぜなら、ケガをしてすぐに貼らなければならないタイプの絆創膏だからです。
なぜすぐに貼らなければならないのかの理由を、湿潤療法を利用した絆創膏だからと申しました。
ここではその湿潤療法がどういうものかを、簡単に述べておきますね。
創傷治療の一つです。
これは、傷口を乾燥させずに湿潤環境を保つことで、自然治癒を促す成長因子や組織修復因子の分泌を促し、感染リスクを減らす効果があるとされています。
湿潤療法の手順は以下の通りです。
- 傷口を清潔な水で洗い流します。
- 傷口に残っている水分を、清潔なタオルなどで拭き取ります。
- 水分を保つ創傷被覆材と呼ばれるフィルム状のシートで傷口を覆います。
- 経過観察時に被覆材を剥がし、傷が治っていなければ再度1〜3を繰り返します。
湿潤療法には、傷の治りが早くなる、痛みが少ない、瘢痕(はんこん)が残りにくいといったメリットがあります。
一方で、以下の症状には、まず病院での診察治療が必要ですので、市販の絆創膏を使ってはいけませんのでご注意ください。
深い刺し傷の場合。
傷口に異物が混ざり込んでいる場合。
いつまでも血が止まらない場合。
化膿している場合。
広い範囲のやけどの場合。
低温やけどの場合。
広範囲のやけどや広範囲のやけど、化膿している傷などには、病院での治療が必要です。
ちなみに湿潤療法で、傷口を水洗いしてその後、薬を使わない理由。
これは、傷薬や消毒薬が、雑菌を死滅させるついでに、正常な細胞も攻撃してしまう事らしいです。
なので湿潤療法は、清潔な水洗いのみで患部の水分を取り、保湿効果のある膜で覆うのみ。
私の場合、出血はひどかったですが、キズパワーパッドをシッカリ貼ったあと、少しにじんだぐらいで上手く止まりましたからもう大丈夫ですと、朝からこのブログを打った次第であります。
ということで本日ここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
それと昨日から、少々ブログの構成をいじっておりますので、微妙に表示が違っておりますがご容赦を。
では、今日もどうぞ佳い一日をお過ごしください💐