☆年の内で、昼が一番長い日
二十四節気~夏至
二十四節気。
これは一年を二十四に割って、季節の移ろいを農業に反映させるための暦の決まりごとの一つです。
中でも特に重要なのが、「二至二分(にしにぶん」と言われる節目。
この言葉の「二至」は、冬至と夏至の事を指します。
この冬至も夏至もそれぞれに、冬と夏とが極まる頂点の日ということであります。
その、夏が極まる夏至が、今日。
一年の内で昼が一番長いんですよね。
日射のピークと、暑さのピーク
そして明日からは12月の冬至に向けて、日一日と昼が短く、夜が長くなっていきます。
但し、日中が一番長いから今日が一番暑いという訳ではありません。
当然、本州では今が梅雨の時期ですし、日差しの少ない日も多い。
しかも、暑さというのは、太陽の熱が空気や海や地面や家を温めて(熱して)、徐々にどこもかしこも熱を持った状態になった時がピークですから、まだもう少し時間がかかるんですね。
それで本格的な暑さというのは、来月再来月を待たなければなりません。
短夜
さてこういう時期は、この言葉も頭の片隅に置いて、楽しみたいものです。
その言葉とは「短夜」。
「みじかよ」と読みます。
日中の眩しさや暑さに火照った体を、少し気温の下がった夜に楽しみ癒す。
そんな意味も込められた、この言葉が私は好きです。
短い夜だからそれを楽しみ慈しむ。
星空を眺めたり、蛍狩りをしたり。
現代なら、何も考えずに涼みがてら飲み物片手にそぞろ歩きするのも良いかもしれません。
私のリフレッシュ秘法:夏至から中秋まで
私はこの時期から、部屋の電気を消して網戸越しに聞こえてくる虫の音に耳を澄ますのが好き。
これは結構、良いものですよ。
前にも申しましたが、人に入ってくる情報の85%は目からです。
部屋の明かりを消して、耳を澄ますとき、目も閉じます。
つまり、科学的に申しますと、情報の85%が入って来なくなるわけですから、それだけで単純に心身が休まるんです。
しかも、虫の音に風の音。
ロウソクの灯りも良いですね。
日によっては月明かり。
15分ぐらいで効果絶大です。
傍らに、好きな飲み物があれば、尚良し、です。
あ、もちろん、この時、スマホやパソコンやテレビは厳禁。
自然の音だけに耳を傾けましょう。
それと。
網戸を抜けて小さな虫が侵入して困る場合は、初めから網戸専用の虫よけスプレーを散布しておくと効きます!
物によっては、一回のスプレーで三ヶ月は大丈夫というのも出ていますので、1本買っておくと重宝です。
夏至の食べ物
色々あるみたいですが、私はやはり、タコ。
これに限ります。
季節の節目に応じた食べ物は色々ありますが、夏至のタコは格別です。
なんでも、タコの足の具合が、実った稲穂に似ているから、夏至の行事食みたいになったという話を聞いたことがあります。
やはり日本のこういう季節行事や伝承の作法なんかは、最終的に稲作に還っていくようですね。
さあ今日は、港にちょいとタコさんを買いに行ってきます。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐