☆シダの仲間
森を歩いていて出会いました。
フユノハナワラビです。
夏場は葉だけなのですが、寒くなるとこうして花のように枝が一本立ちあがってきます。
黄色く立ち上がっているのは、胞子葉(ほうしよう)。
こういう植物の場合は、種ではなく、種の役割をする細胞「胞子」で増えていきます。
この胞子を育て上げ、なるべく遠くへ飛ばすことを目的としているのが胞子葉です。
それに対して、下の緑の葉が、光合成をして全体を育てるための葉で、これを栄養葉と呼びます。
こちらが栄養葉のアップ。
少し照りがあるように見えます。
そして茎。
何となく、細い毛がチラホラ。
それから胞子葉。
接写してみると、胞子がたくさん詰まった胞子嚢(ほうしのう)が粒々についているのが分かります。
ちなみに胞子嚢の「嚢」とは、袋の意味です。
また理科と申しますか、、植物学では、体の中で作られた物を蓄えている袋状の器官を意味します。
つまり、シダ植物にとっての花(種を作る器官)が胞子葉で、それが秋の終わりから出てくるので、フユノハナワラビであります。
ちなみに、エゾフユノハナワラビというものがあるのですが、これとフユノハナワラビの違いは、葉裏や葉の軸に毛があるかどうか。
今回私はそこを見ていませんでしたので、さてどっちなのか、、、。
今度通りかかったときに見ておきます。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊