☆コスモスの花を観察
・季節の変わり目の雨
札幌は昨夜、かなり激しい雨が降りました。
大粒の雨がまっすぐに落ちて、少し風も出て。
こういうのは、季節の代わり目です。
暖かい空気と冷たい空気の、おしくらまんじゅう。
その温度差が大きいので、たくさんの雨粒が境目にできるのです。
そういう訳で今朝の札幌は、空気がかなり冷たかった。
秋の服を身に付けなければ、あやうく風邪を引くことになります。
とうとう、秋がやってきました。
☆秋の花・コスモス
・漢字の秋桜
さて、道端に咲いてます、コスモスの花。
これを漢字で「秋桜」と書くのが一般化してますが、これは歌手のさだまさしさんが作った歌のタイトル。
それを山口百恵さんが歌って大ヒット。
そこから定着した最近の漢字なのです。
秋の桜と書いていかにも、と納得する方が多かった証拠です。
納得する方が多いと、漢字は常識として定着しますから。
・片仮名のコスモス
一方こちらはあの、宇宙を表す「コスモス」(ギリシア語)。
調和がとれている、という意味らしいですね。
調和がとれているものが、宇宙。
元々は、メキシコの花です。
つまり外来種。
ああこの花も、花びらなんかがきちんと並んでいて、まるで宇宙だねと名付けられたのだとか。
そうやって改めて見てみると、、、確かにきちんと並んでいますね。
ちなみにこの写真は、私が先日散歩中に道端に咲いていた一輪です。
余談ながら、コスモス(調和)の反対語は、カオス(混沌)です。
じゃあ、カオスってえ植物もあるんじゃないかと思うんですが、私の知る限りでは、無いですね。
アメーバには、カオス属があったような、、、、。
☆コスモスの本当の花
・花びらと、真ん中の黄色の部分に注目!
舌状花
コスモスの花。
これが一つの花ではなくて、たくさんの花が集まって、一つに見せかけているんです。
写真では、いわゆる「花びら」が8枚ありますね。
この花びら、一枚一枚が花なんです。
専門用語では、舌状花。
今度見かけたら、観察してみてください。
ご自宅のでしたら、一枚抜いてみて、虫眼鏡で観察してみてください。
筒状花
では今度は、真ん中の黄色い部分に注目です。
う~ん、アップにしたらややピンボケですね、、、。
写真を変えましょう。
この白いコスモス。
朝日に照らされて、横から光が当たっているので、これだと分かりやすいと思います。
では、中心にズームアップ!
ああ、良かった、今度は分かりやすい!!
一個一個のポチポチしてるのが、それぞれ、コスモスの本当の花です。
中央のハチの巣みたいなのが、まだ花開いていないツボミ。
外側の、ホワホワしてるのが咲いた花です。
筒みたいになって寄り添っているので、これを専門用語で「筒状花」と言います。
どれどれ、この写真を更にズームアップしてみましょうか。
こ、、、これは、カオスかもしれない💦
☆今日のまとめ
さて、今日はコスモスの花を観察しました。
ここまでご覧になって、いかがでしたでしょうか?
普段何気なく目にしている植物。
細かく見てみると、案外面白いヒミツが隠されていたりしますね。
今日見た通り、コスモスの花の部分は、舌状花と言われる花びらのような花と、筒状花と呼ばれる花粉の部分に集まった花で作られていることが分かりました。
これは、キク科と呼ばれる植物に共通の特徴なんですよ。
なので、菊やヒマワリなんかも、こうです。
是非、身近な花を近くでじっくりご覧ください。
では本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。