夏のシクラメン~私の場合

5月のシクラメン ささやかな発見
この記事は約3分で読めます。

☆冬の花~シクラメン

晩秋から冬にかけて咲く花の一つに、シクラメンがあります。
花自体が下を向き、花びらが上に向かってそっくり返る面白い咲き方をする花です。
シクラメン

繊細な花で、日光が好きで湿気が嫌いで高温も嫌い。
なので彩りの少ない冬場の室内を飾ってくれる貴重な花でもあります。
シクラメン
ところがこれで、日光が足りなかったり、夜に水をあげすぎたりすると、でろ~~ん。
特に日光不足で、でろでろ~~ん。
シクラメン

元々は地中海沿岸の森の中で生きている植物ですから、あちらの環境では強いんです。
湿気が少ないですから。
それに乾いた風が吹いてるから一層良い。

そこで、地植えに合ってるガーデンシクラメンというのも売られていますね。
シクラメン
それでこういう風景も、冬の初めの風物詩。
シクラメン

そして春を迎え温かい時期に移って、夏になったら活動が鈍って夏眠に入るんですね、シクラメンは。
なので、春の半ばごろには花が完全に終わり、夏の初めに葉も少なく元気もなくなってくる。
こうなったら、完全に水をあげずに乾かして、日陰の涼しい所に秋まで保管するんです。

これがシクラメンの夏越しです。
シクラメン

☆我が家の、夏元気シクラメン

シクラメンは湿気に弱いんです。
だから水やりも、鉢の底から水を吸わせる底面給水という方法がメインになった時代がありました。
今でも使われているこの方法ですが。

あれ、底に水をためておいて、下手したら始終シクラメンは水に困らず育つという事でしょう。

でもね、私はダメだと思いました。
人間だって、幼稚園の頃から月々お小遣いを100万円与え続けていたら、大人になって働く意欲は持てないでしょう。
自分で苦労して働くより、誰かからお小遣いもらっておいた方が良いもの。

なので私は、シクラメンだって地中海で雨に当たっているだろう。
ようし甘やかさないぞと決めて、水やりは如雨露で頭からジャブジャブとかけていました。
もちろん、そうやって水をあげたらきちんと風通しの良い場所において、葉っぱの中が乾きやすいようにしています。

そうしたら、5月20日現在、我が家の頭から水ジャブジャブシクラメン、こうなりました。
5月のシクラメン
楓の若葉と一緒に、記念撮影。
5月のシクラメン
葉が伸びすぎてなくて、冬に続いて、これから夏だという時に今年二度目の花の盛りを迎えようとしています。

そしてこちらは、一部の葉が白い突然変異。
葉が白いという事は、光合成のできない葉っぱですので、その分、栄養を作る量が普通より少ないです。
なのでこちらはちょいと遅れて、花芽が今から立ち上がる所です。
5月のシクラメン

この2つの我が家のシクラメンですが、通販で種を買って自宅で種をまきました。
夏に立ち向かう我が家のシクラメン、今後もどういうふうになっているか、たま~にこちらでレポートいたしますね。

ちなみに私は、今ほど食料に恵まれていなかった時代の生まれ。
生まれた時から満腹に育ってきた今の若者たちの平均よりも、生命力はあるかもなぁなんて勝手に思っとります。
どうです?
ハングリーですか?
何かに追われて心がやせ細っていませんか?
5月のシクラメン

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
ささやかな発見
シェアする
KAZUHIKOをフォローする
タイトルとURLをコピーしました