お問い合わせフォームより~枯れてしまうんです

アメリカオニアザミ お手軽栽培術
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☆植物を育ててみたい!

8/23に、お問い合わせフォームよりご質問を頂きました。
まずはその全文掲載。

「はじめまして。
楽しく記事を拝見させていただいております。
植物を育てたいですが、すぐかれてしまいます。
私でも育てられる植物ありますか?
アドバイスいただけると幸いです。」

ペンネーム:甲斐よつばさんよりのお問い合わせです。
まずはメッセージ、ありがとうございました。

まず、答えを先に申しますと、「あります!」
というのも、大事なのは「育ててみたい」という気持ちだからです。
よつばさんには、そのお気持ちがありますので、大丈夫です。

では頂いたご質問。
二つに分けて考えて行きましょう。
今回は、育てたいけど枯れてしまう事について。
アメリカ鬼アザミ

・これは、よくある質問なんです

これまで現場で多くのお客様と接してきました。
そこでお客様からの要望が、「丈夫で、なかなか枯れなくて、しっかり花が咲いてくれる植物が欲しい。そんな花、どれ?」

私の専門が、植物の中でも(野菜や果物もありますからね)「花」でした。
丈夫で。
なかなか枯れなくて。
でもしっかり花を咲かせてくれる。
しかも育てやすく、増やしやすいという条件も付いてきたりする。

そういう時は、決まってこうお答えしてました。
「西洋タンポポですね!」
冗談の分かるお客様ばかりでしたので、やだ先生おもしろ~いなんて反応も込み。

そうなんです、西洋タンポポは一般に雑草扱い。
つまり、丈夫で、なかなか枯れなくて、花は咲くけど増えて困る、、、だから雑草。
アメリカ鬼アザミ

・枯れるを枯らさないに変える喜び

先の反応には続きがありましてね。
お客様は察して下さるんです。
「そっか~、そういうお花は育ててもおもしろくないわね。
枯れるから、枯れないように育てて初めて嬉しいんですね。」
その通りなんです。

では枯れないようにするにはどうしたらよいか?なんですが、これが植物によって微妙に違うんですね。
時には、大きく違う。
でも、園芸の専門書を読んでも良く分らないことも多い。
だから困る方が出てくるんです。

・枯らさないの作法

植物を枯らさない。
これについては、色んな意味があり長くなるので、今回は絞りましょう。
こういうふうにとらえてください。

よつばさんが育てたい植物は、バッタなのかヒトなのかによって違います。
変な例えでごめんなさい。
種類によって、平均寿命が違うのです。

例えば、植物の場合、半年で命を完結させるものもあれば、50年以上生きるものもあります。
なので、その植物の平均寿命を越えて枯れたなら大往生となるわけです。
このようなわけですから、その植物の平均寿命を知ることは大事ですね。
それも、大事なのは自分で調べる事!
今ならインターネットなどで簡単に調べることができます。

落とし穴は、販売してるお店の方へ質問すること。
場合によってはですが、売ることが専門なので、実はそういう知識がない方がちらほら。
実際に、3ヶ月しか持たない植物を、来年も元気に咲きますよ~って販売されるみたいな現場に私、たくさん出くわしましたので。

・思わず枯らす方の、三つのタイプ

私の経験上の話です。 
植物を育てたいのに、うっかり枯らしちゃう方の多くは、次の三つのタイプです。

1,せっかく育てるのだから、枯らしたくないと愛情をたっぷり注ぎすぎる方。
2,動物と違って植物はただ生えてるだけだからと、愛情を注げない方。
3,根本的に栽培を間違ってる方。

よつばさんはたぶん、、、メッセージの書き方から察するに、タイプ1です。
過保護タイプ。
大丈夫です、これから書き進めて行くこのブログで変われます。
あとは、何を育てるかで、タイプ1の方の取り組み方も違ってきますので、またお教えしますね。

自分で選んだ植物を自分で育てていくことで、実に大きな発見があります。
そうか人生に、こういう癒しがあったのかと喜んでいただけるよう、私もこのブログを通してあれこれお伝えさせていただきますね。

長くなりますので、二つに分けさせていただきました。
ご了承ください。
次回は、「よつばさんに合うであろう植物の選び方のご提案」を書きます。
他に書きたいこともありますので、2週間以内にと申し上げておきます。
ではでは、今日も明日も、素晴らしい日でありますように。
あじさいオタクサ

< お問い合わせフォームより~私に合う植物の見つけ方(後日記事をアップしましたら、ここにリンクさせます。今しばらくお待ちくださいませ。)

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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