☆森林性の蝉
午後の森散歩にて
昨日の午後4時。
森の植物観察がてら散歩をしていました。
天気は、午前中の雨混じりの曇りが去って、快晴。
ただ風は冷たく強く、気温13℃。
15分ぐらいで体が冷えてきたので、帰路についておりました。
足元にエゾハルゼミ
私の森歩きはノンビリですが、基本的にキョロキョロしながら歩きます。
そこで、まだ20cmくらいの高さしかないカエデの幼苗に見慣れぬ陰。
冷たい強風にあおられて裏返る葉の奥に。
あれあれと見ると、蝉です。
寒さのためか、動きが緩慢です。
しばらく観察していましたが、あまり動かない。
なのでちょっと日向で温めてあげることにしました。
ついでにこんな機会ですから観察させてもらう事に。
エゾハルゼミの観察
手に移しても、全然飛んで逃げようという素振りもありません。
動きも遅い。
手のひらですから、角度も自由に変えられますので、これは良いとばかりにたくさん撮影させてもらいました。
エゾハルゼミ森林性の蝉で、エゾとは付きますが九州や本州にも居ります。
ただ高い山の森の中に。
対して北海道では平地の森の中でも見られるのです。
エゾハルゼミの休憩
森外れの風当たりの弱い、それでも陽がしっかり当たる場所に移動。
しばらく歩きまわって、私の手首近くで落ち着いて陽射しを浴びていました。
ここで休憩とでもいうように。
顔の観察。
緑色と銀色が印象的。
銀入りの部分は反射ですが、エゾハルゼミを見るのも触るのも初めての私には至福の時でありました。
ここまでスマホを近づけても逃げないのですから驚きです。
余程寒かったのでしょうか?
そうしましたら段々動きが出て来まして指先まで移動。
結局、10分間の日向ぼっこの時間でありました。
エゾハルゼミの帰還
活動期間は早いもので五月中旬とありますから、リラ冷えも想定内なのでしょうか。
ともあれ動きも少し活発になってきましたので、そろそろ森の中へ戻すことにしました。
こうしてまさか、エゾハルゼミに出会えるとは。
あらためて森の豊かさに驚かされた今回の一件でした。
先程出会った場所から15mくらい森の奥の、風の弱い場所の大木に手を添えてしばし。
ゆっくりと蝉は木に移動。
そこからゆっくりゆっくり上へと登って行きました。
夕暮れに鳴くという事なので、仲間たちと合唱を聴かせてくれることを楽しみにしています。
森から、ヤギィ~ヤギィ~カカカカカカというような独特の鳴き声が聞こえてきたら嬉しいなとおもうのです。
お分かりになります?
この写真の真ん中に、私の友人の、エゾハルゼミが居ります。
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊