冬鳥のヒミツ

シジュウカラ 小さな友達へ
この記事は約4分で読めます。

☆寒い冬と野鳥についてのご質問

お母様より

ご質問を頂きました。

「鳥食堂のこと、楽しく読ませていただいてます。
家の窓に鳥がやってきてくれるって、夢があります。
娘(小2)に鳥食堂の読み聞かせしてましたら、冬の鳥は何か食べてないときはどうしてるの?と聞いてきました。
答えられませんでした。
娘も私も気になってますので、教えてもらえたら嬉しいです。」

ありがとうございます。
そうですよね、鳥食堂では食べてばかりですものね。
ではここからは、私が分かる範囲で、小2のYちゃんにお答えさせて頂きますね。
シジュウカラ

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

Yちゃんへ

鳥のようす

鳥食堂のこと、好きになってくれてありがとう。
私は、たまごと言います。
動物と草や木が大好きです。
たまご

たまごの家の窓の外には、鳥たちが寒い冬の間に食べ物にこまらないように、ヒマワリの種とかをおいています。
そうしたら、ごはんを食べに来てくれるのは、今はシジュウカラという鳥がいちばん多いですよ。

やって来る時間もだいたい決まっています。
朝7時
朝9時
昼11時
昼2時
夕方4時
だいたいこんな時間あたりにやってきて、30分から2時間いろいろ食べていきますね。
バードテーブル

最初の頃は、たった一羽でした。
だから、10分ぐらいでお腹いっぱいになってたみたいです。
それが今では仲間をつれてきて、2~5羽ずつグループになって、一つのグループがお腹いっぱいになったら次のグループがやって来るというかんじなんですよ。

それと近ごろでは、食べずに窓から家の中をのぞいて、たまごがお茶を飲んだり本を読んだりあそんだりしているようすを見ているんですよ、おもしろいですね。
バードテーブル

冬の鳥はどうしているのでしょう?

さて、冬の鳥がご飯の時間じゃないときにはなにをしているか、ですけれど。
ここからは半分、しっかりと分かっている事です。
そしてもう半分は、たまごの空想です。
そして、冬の鳥といっても色んなしゅるいがたくさんいるので、今は、シジュウカラのことだけお話しますね。

鳥食堂のくるシジュウカラは、ここで食べたら別の場所に行って食べ物やらを探しています。
何か食べて、それを飛ぶ力や飲む力に変えてがんばっています。
そして外は寒いですから、体をあたためる力にも変えているのです。
シジュウカラ

そしてあちこちで食べ物を食べながら、それといっしょにパトロール。
おなじような場所を飛び回って、もっとおいしい食べ物はないかとか、住む場所でステキなところはないかとか。
そうして、もう少ししたらシジュウカラは、気に入った場所で子どもを育てはじめるのです。

そうそう。
冬のシジュウカラは、森の木にできた穴などに一羽一羽、別々に入ってねむるのですよ。
シジュウカラ

そしてシジュウカラは、夏と冬では食べ物がちがいます。
夏は虫、冬は木の実をたくさん食べます。
だから今は鳥食堂に来てくれていても、これからだんだんあたたかくなってくると、あそびにきてくれれる時間も少なくなってきます。
ちょっとさびしいですけどね。
シジュウカラ

また寒くなったら、、、

こうしてだんだん春になってあたたかくなっていきますと、卵をうんで育てるところをみつけなければなりません。
一羽一羽別々に暮らしていた木の穴からでて、お父さんとお母さんがいっしょに住む家(大きな穴やスキマなど)などをさがしはじめるのです。

これが札幌(たまごの住んでいる場所)だと、Yちゃんが3年生になったころかな。
そのころからお父さんお母さんシジュウカラは、せっせと自分たちの新しい家に草を運んだりして、フカフカのベッドを作り始めます。
シジュウカラ

準備ができたら卵をうんで、そうしてYちゃんの夏休み近くになったら、いよいよシジュウカラの子供たちも空を飛びはじめます。
この頃は子育ても大変なので、お父さんお母さんは力をつけるために、虫を多く食べるのでしょうね。
シジュウカラ

そして子供たちが自分の力で飛べるようになった秋に、木の実などをまた食べるようになります。
この木の実には、虫にはない冬の寒さに負けないためのエイヨウが入っていますから。
シジュウカラ

それでね。
今、鳥食堂に来てくれているシジュウカラたちも、ちゃんと鳥食堂の事をおぼえているんですよ。
秋になったら窓辺にきてくれて、窓をコンコンと軽くたたいてヒマワリちょうだいと、おねだりしてくるんです。

またその時は、ブログに書きますから、またお母さんといっしょに見てくださいね。
Yちゃん、いつもありがとう💐😊
シジュウカラ

。。。。。。。。。。。。。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ



Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
小さな友達へ
シェアする
KAZUHIKOをフォローする
タイトルとURLをコピーしました