彼岸明け

ミヤギノハギ 喫茶~言の葉
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☆萩の花

草冠に秋と書いて、萩(はぎ)
秋の七草のひとつです。
お彼岸などで食べられる、おはぎの語源となっていることも前に申しました。

ところが実際には、萩という1種類があるのではありません。
ヤマハギやツクシハギやマルバハギといった野生種の萩があって、その中でも萩といったらこれを指すと言われるほどに有名なのが、ヤマハギです。

その他にも、ミヤギノハギやニシキハギなどの園芸種もあって、それらの総称が萩なのです。
萩の花

ミヤギノハギ

こちらは別名が夏萩。
通常の萩より早めに咲く萩ですが、細枝がしなって地面に着くように垂れ下がって咲くのが特徴です。
我が家の近所の脇道で、あまりにもきれいに咲いているので昨日撮影してきました。
夏萩が咲くにはやや遅い時期だとも思うのですが、植物には植物の事情があるのでしょう。
ミヤギノハギ

☆六波羅蜜それぞれの反対語

旧暦から~彼岸の中の文化

昨夜東京の友人から、こちらも秋の気配が漂い始めましたとの知らせが入りました。
やはり、暑さ寒さも彼岸まで、ですね。

さて今日は彼岸明け。
日本の自然と旧暦は切っても切れない縁がありますので、そこからのお話をまず初めに。

私の場合、毎日生活する上で大事にしていることは一つだけです。
それは、なるべく機嫌よく過ごす事!これです。
これだけ、と言っても良いです。

ところがお彼岸というのは先祖供養と同時に、人が人らしく生きるために、次の六つの事を頭に置いて過ごしましょうねという確認と申しますか、そんな期間でもあります。
ここでいう、六つの事が、六波羅蜜と呼ばれているものです。
この中でも、智慧がちょっとややこしいというお話を先日致しました。

今日は秋の彼岸明けですから、私達凡人が、六波羅蜜を修める一区切りの日です。
、、、ごめんなさい、私達凡人だなんて一括りにして。
彼岸花と猫

六波羅蜜の反対語

私は小さい頃から「これをしなさい!!」と言われてもどうも要領が悪かったんですね。
それよりか「これをしちゃダメ!!」と言われて、そこを守りつつそれ以外の事を伸び伸びやることの方が好きでした。

そこで六波羅蜜の反対の言葉を意識してみたら、なるほどとすんなり納得できたことがありました。
せっかくの彼岸明けですから、こういうのも面白いかなと書いておきますね。
以下の括弧の中が六波羅蜜です。
彼岸花と猫

①「布施」の反対語、これは慳貪(けんどん)。
何かを与えることを惜しんだり、人に不愛想に接することです。

②「持戒」の反対語、これは破戒(はかい)。
あらゆる約束に対して、それを破ることを言います。

③「忍辱」の反対語、これは瞋恚(しんに)。
すぐにカッカと怒る事です。

④「精進」の反対語、これは懈怠(けたい)。
怠けること、努力しない事です。

⑤「禅定」の反対語、これは散乱(さんらん)です。
心が落ち着いていなくて考え方も行動も統一されていない事です。

⑥「智慧」の反対語、これは愚痴(ぐち)です。
ここでいう愚痴とは、呪いの心です。
相手を呪う気持ちはどこが源かと見てみますと、恨みや妬みや不満であります。
彼岸花と猫
ふむふむこうやって、やってはいけないことをまとめてみたら、お彼岸の期間特に意識すべきという六波羅蜜が見えてきた気がしたのです、個人的な話ではありますが。
さて今日はもう一度、ミヤギノハギの撮影ももう一度してこうと予定しています。
心穏やかに。
ミヤギノハギ

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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