☆お問い合わせフォームからのご質問より
お待たせいたしました、読んで下すってますでしょうか。
以前に甲斐よつばさんから頂いたご質問がありましたので、私なりの考えをお伝えいたしますね。
今回は、「自分に合う植物の見つけ方」について。
・「植物を育てる」にあたっての、たとえ話
植物関連の現場で、私がよく使う例え話があります。
大型のドラッグストア(薬屋さん)に行って、「薬を下さい」とだけ店員さんに伝えて、何が買えるでしょうか?という話。
とりあえず、ドラグストア理論なんて名付けていますが。
ではこの、ドラッグストア理論について話します。
いえ、内容は本当に簡単なものなんです。
・ドラッグストア理論
大きなドラッグストアには、色んな薬がありますよね。
確かに、薬は売ってあるのですが、たくさんの種類があります。
お客さんは、薬を買いに来ているのは間違いありませんが、ただ何となく薬を買いに行っても、どの薬が良いのかは分からない。
これでは、何の薬も買えませんし、自分に合っていない薬を選んでしまったら体調を壊します。
そもそも、薬を飲む必要があったのかさえ疑問ですよね。
それと、ドラッグストアでいきなり店員さんに「薬を下さい!」とだけいう人、いませんよね。
・植物を育てたいという思いはどこから?
私が長年、植物の現場に関わっていて、思ったことがあります。
植物でも、野菜や果物なら、美味しく体に良いものをたくさん収穫したい!というハッキリとした目的があります。
食べ物を作るなら、もう後は個人の好き嫌いだったり、栽培できる場所の問題ですから。
何を育てたいかや、どう育てるのが良いかという専門書にもたどり着きやすいです。
また実際にそういう本もたくさん出ていますね。
おそらくですが(間違っていたらごめんなさい)、よつばさんがおっしゃる【植物】というのは、花、、いわゆるガーデニングの方ではないでしょうか?
こちらはもう先ほどのドラックストアでの迷いになってくるんです。
☆まずはティータイムを設けましょう♪
・必ず答えがここにあります!!
よつばさんからのご質問は、「植物を育てたいが、よく枯らす私に育てられる植物はありますか?」でしたね。
こういう時、自分に合う植物の見つけ方は、これをお薦めします。
ちょいと30分ばかりで構いません。
お好きな飲み物をご用意ください。
お好きなおやつもあるとなお良い。
場所はご自宅。
テレビもスマホもパソコンも遠ざけて静かな時間が良いです。
それが無理なら、もしくはそうですね、お好きな喫茶店も良いですね。
但しこちらも、BGMが静かな方が良い。
ここで、まずご自分にこう質問してください。
「私はなぜ、植物を育てたいんだろう?」
とても簡単な質問です。
でも実は、これが一番大事な大事な基本なんです。
私はなぜ、植物を育てたいのか?
この質問の答えが、全てです。
ここから始まります。
そして十人十色、答えが必ずここにあります。
・再び、ドラッグストア理論
迷ったら、ドラッグストアへ向かう自分を想像してください。
薬を買いに行こう!
あなたがそう思うには、理由があります。
頭が痛いとか、咳がひどいとか、胃が痛いのか目が痛いのか、それとも疲れ目か。
いやいやそもそも薬じゃなく、歯ブラシが欲しかっただけかもしれませんね。
植物もそうなんです。
育ててみたい!と思ったきっかけとか、理由があるんです。
ただ薬と違うのは、もっとその理由の範囲が広くてちょいと入り組んで、ご自分でも見えにくい場合も多いという事です。
そして。
その理由がはっきり見えたなら、もう本当に迷う事が無くなります。
この自分への質問を飛ばして、いきなりなんとなく植物を育ててしまってる人、案外多いです。
まずはご自分で、リラックスしながら、なぞなぞを解く気分でお考え下さい。
答えがすぐに出なくても、この考えることがまずは大切ですから。
というわけで、本日ここまで。
明日はこの話の続きとして、「あなたに最適な植物とは!」という話を書きます。
ご一緒に、ヒトと植物の古くて新しい世界に、静かに一歩踏み出しましょうね。
けっこう楽しいと思いますよ。
では、また。