☆たぬき
目と野鳥
一昨日、我が家のバードテーブルに鳥が来ない。
原因は窓辺のたぬきの置物だろうと書きました。
< 哀しみのバードテーブル
野鳥がたぬきを恐れるという事は、相当狂暴なのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
言葉足らずでした。
野鳥が恐れるのは、目です。
これは実際に生き物や人形の目だけではなく、目に見える絵でも効果があるそうです。
そこでこういう眼玉型の野鳥除けも販売されています。
たぬき
ところで、たぬき。
九州の実家にもよく出ていました。
夜行性ですからめったに会わないのですが、たまに出会ってものんびりしていて、走って逃げたりすることはなかったです。
なので子供ながらに親近感を感じておりました。
たぬきは雑食性。
ですので、木の実や果実、それに昆虫や小さな動物を食べて生きています。
通常は人に直接害を加えることもなく、生態系のバランスを取ってくれる臆病な生き物であります。
全体がモフモフしていまして、見た目もかわいいのですが、九州でたまに出会ったのは、毛が半分以上抜け落ちている個体。
可哀そうでした。
これは皮膚病の疥癬(かいせん)に罹った個体です。
疥癬に罹ったたぬきは、激しい痒みで毛が抜けて、冬の寒さに耐えられずに命を落とすので、かわいそうでした。
ちなみに疥癬の原因はヒゼンダニ。
世界中のどこにでもいる細かいダニです。
居ないのは南極北極、砂漠、ヒマラヤみたいな高い山岳地帯だとか。
エゾタヌキ
私が九州で見ていたのはホンドタヌキです。
そして私が今住んでいるのは、札幌。
ここにはエゾタヌキがおります。
ホンドタヌキとエゾタヌキの違いは、寒さ対策。
エゾタヌキの方が大柄で毛も多く、モフモフ度合いが高いです。
しかも体色もやや暗め。
保護色ですね。
☆エゾタヌキの足跡
このエゾタヌキが、我が家から20mの斜面を歩いていました。
これがその足跡です。
この前積もった雪の上に足跡がクッキリ残っていました。
これはやや深めの雪に、手前からやや前側に前脚を伸ばして着地したところ。
(前脚)
手前から雪がえぐれていますよね。
特徴は、全体が丸っこく、指(指球・指の肉球)が四本。
人の手のひらに当たる掌球(しょうきゅう・中央にある大きめの肉球)がわりあい小さい。
そして四本の指に爪痕が見られることです。
ちなみに後ろ脚だとまた、肉球の名前が違ってきますが、今日は割愛します。
そしてこちらは少し浅く雪が積もった場所の足跡。
足跡の丸さが分かります。
もう少しきちんと分かる足跡が無いかな~~と、しばらく追跡しておりましたら、ありましたありました🐾
これです。
オレンジ色の丸が、掌球。
青い丸が、指球。
そして紫が爪です。
エゾタヌキが夜中に、こんな近所を散歩していると想像するだけで楽しいです。
いつか出会えたら、またここでご報告しますね。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊🐾