フユノハナワラビ

フユノハナワラビ 命の不思議
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☆シダの仲間

森を歩いていて出会いました。

フユノハナワラビです。
夏場は葉だけなのですが、寒くなるとこうして花のように枝が一本立ちあがってきます。
フユノハナワラビ
黄色く立ち上がっているのは、胞子葉(ほうしよう)。
こういう植物の場合は、種ではなく、種の役割をする細胞「胞子」で増えていきます。
この胞子を育て上げ、なるべく遠くへ飛ばすことを目的としているのが胞子葉です。

それに対して、下の緑の葉が、光合成をして全体を育てるための葉で、これを栄養葉と呼びます。
こちらが栄養葉のアップ。
少し照りがあるように見えます。
フユノハナワラビ
そして茎。
何となく、細い毛がチラホラ。
フユノハナワラビ
フユノハナワラビ

それから胞子葉。
フユノハナワラビ
接写してみると、胞子がたくさん詰まった胞子嚢(ほうしのう)が粒々についているのが分かります。
ちなみに胞子嚢の「嚢」とは、袋の意味です。
また理科と申しますか、、植物学では、体の中で作られた物を蓄えている袋状の器官を意味します。
フユノハナワラビ

つまり、シダ植物にとっての花(種を作る器官)が胞子葉で、それが秋の終わりから出てくるので、フユノハナワラビであります。

ちなみに、エゾフユノハナワラビというものがあるのですが、これとフユノハナワラビの違いは、葉裏や葉の軸に毛があるかどうか。
今回私はそこを見ていませんでしたので、さてどっちなのか、、、。
今度通りかかったときに見ておきます。
フユノハナワラビ
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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