☆農家の三大厄日
今日は二百二十日(にひゃくはつか)です。
十日前に迎えたのが二百十日でしたよね。
< 今日は、「二百十日」です!
あの時の同じ数え方で、立春を1日目として数えて今日で220日になるのです。
この二百二十日、それに二百十日、更に八朔。
この三つが、農家の三大厄日と言われております。
三大厄日については、二百十日と八朔のところでおおよそ述べましたので、最後の今日は視点を変えて、風鎮祭について書くことにします。
☆風鎮祭
風鎮祭(ふうちんさい)は、風祭りとも言われています。
この祭りが行われるのは、主に農家三大厄日の二百十日~二百二十日の間に集中しています。
風を鎮める祭りですから、風鎮祭。
これはこの時期に多い大風(台風も含む)を神の力で抑えて、穀物の収穫が滞りなく行えるようにする祭りの事です。
風鎮祭の目的は、おおよそ次のように分けられます。
①、風の神に祈祷する。
②、風の神を送り出す(払う)。
③、風の神を封じる。
④、風の神の力を削ぐ。
この風鎮祭で有名なもののひとつに、富山の、おわら風の盆があります。
日本海側に面した富山では、風が強い日が多く、他の地方では見られないこの独特の風鎮祭が作り上げられたのでしょうね。
そう言えば、北日本では風の神を「又三郎」という地域も多いのだとか。
なるほど。
宮沢賢治さんの名作「風の又三郎」とはそういうところから来ているのでしょうね。
どっどどどどうどどどうどどどう。
祈りと文章が美しく調和した宮沢作品を読むのにも、二百二十日はふさわしい日なのかもしれません。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊