☆札幌が北限です!
先々週あたりからでしたか、いやもっと前からか。
ヤマボウシの花がキレイに咲いています。
ヤマボウシ、漢字で書くと山法師。
なぜこの名前かと申しますと、坊主頭とその頭巾のイメージからだとか。
ともあれこのヤマボウシ。
初夏の訪れを告げる花です。
この木は日本全国に分布していて、札幌が北限ですから、日本で一番遅くに見られるヤマボウシの花という事でしょうね。
高さ5~10mぐらいにはなりましょうか?
山肌が一部、この花の色に染まるのは大変風情があります。
そして実は、白く花びらに見えるのは、花びらではなく「苞(ほう)」です。
苞とは、花びらの外側にある葉のような部分の事で、オシベ・メシベ・花びらが育つまで壁になって外側の刺激からそれらを保護する役割があるんです。
その苞が、まるで花びらのように広がって、初夏の訪れを教えてくれるんです。
では折角ですから、ヤマボウシの本当の花が咲いたか見てみましょう。
どれどれ。
仏像の髪みたいになていますが、この緑の一個一個が本当の花です。
ちょっと開きかけているのもありますが、まだですね~。
こんな感じでヤマボウシの花。
白く開いているのは花びらではなく、苞なので、華やかな時期が長続きするんです。
中には桃色苞の種類もあり、街路樹や公園に良く使われています。
我が家のご近所の公園にも植えられていて、やはりこの時期、ほれぼれと見上げてしまいます。
本当に、大変きれいな樹木ですよね。
ちなみに、ハナミズキは、アメリカヤマボウシ。
元々は明治の終わりごろに、アメリカから贈られた樹木です。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳い一日をお過ごしくださいませ💐