熊プログラム

エゾヒグマ ささやかな発見
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☆環境教育の現場で

自然教育活動

札幌もすっかり暖かくなりました。
まだ朝晩は寒かったりしますが、いよいよ植物達の活動が盛んになる時期です。

さて私事ながら、今年から市の環境局の事業のお手伝いをほんの少し手伝う事になりまして。
私が関わる自然教育活動の最初が今月から始まるんです。

最初は幼稚園児さんたちが対象。
なので難しい事を言っても始まりませんので、まずは何より感覚的な体験が大事。

ただ、こういう外部の行事は、私の好き勝手にはできません。
先方様のご希望を尋ねて、それに沿う形にプログラムをくみ上げていきます。
虫眼鏡 

二種類のプログラム

このプログラムの組み方ですが、色んなやり方や考え方があります。
屋外活動でよく失敗するのが、好天ばかりをイメージしてたった一つだけのプログラムしか立てていないということ。

これ、私は意外に多く目にしてきました。
前日しっかり準備をしていて安心していたら、当日雨で担当者が機能停止なんて、けっこう良くある事なんですよ。
天気

そこで並行して立てておかねばならないプログラムがあるんです。
こちらは、雨が降った場合に行うプログラムということで、「雨プロ(雨天時プログラムの略)」と私は呼んでいます。

この雨プロの考え方は、色んな場面でも応用できます。
例えば、旅先でのスケジュール。
例えば、日曜日の家族でのお出かけ。
例えば、デート。
等など。
天気

雨プロの発展形として、荒天時プログラムとか、(自分自身の)体調不良時プログラムなども用意しておくと、何かと便利です。

まとめると、主に屋外で行う行事などでは好天時プログラム(通常プログラム)と、雨天時プログラム(ここからの派生あり)の、2つのプログラムを用意しておくと良いですよ、という話です。
天気

熊プログラム

それで、私個人で行うセミナーや指導では、その二つのプログラムで良かったわけです。
臨機応変にできますから。

しかし、市などの公の取り組みで行う場合は、そうそう個人の自由にすいすいと進みません。
事前に取り決めをして、色んなメンバーさんと一緒に、その流れに沿って進むわけです。
天気

ところが。
先日、先輩にお訊きしたところ、北海道では「熊プログラム」も必要ですよと教えていただきました。
エゾヒグマ

なるほど、近年、熊野出没も多くなっています。
北海道に住むエゾヒグマは大きいもので約500kg。
走れば時速45kmほど。
しかも雑食ですがやや肉食の傾向が強いわけです。
エゾヒグマ

そこで。
いくらその日が好天であっても、熊の出没情報が出た場合は、安全な場所に移動して行う新たなプログラムを用意しておかねばならなくなるのです。
肉食好きな500kgが45kmで走ってくるかもしれないのですから、ね。
エゾヒグマ

なるほど熊プロねぇ!と、こんな歳になって目から鱗が落ちる思いでした。
エゾヒグマ

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐🐻

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
ささやかな発見
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