☆札幌、春の森
アオバト
一昨日の朝、アオバトの声を聞いたんです。
海水を飲み、不思議な声で鳴くアオバトですが、私はまだ一度もその姿を見たことが有りません。
恥ずかしい事ですが、15年間ぐらいこの季節になると聴こえてくる下手くそな笛の音だと思ってたんです。
ほ、ほわぁお~、ほわぁ~お~、ほ、ほ、ほわぁ~~お~
そんな感じの声。
日本野鳥の会が録音した音声データがありますので、リンクを貼っておきますね。
< アオバトの鳴き声(日本野鳥の会)
ナニワズ
昨日の朝、その前日に鳴き声の聴こえた森を歩きました。
アオバトが鳴くのは、朝早く。
この時期の、日の出直後が一番活発。
それで朝四時半の早朝散歩です。
森の中にほぼ雪はなく、秋の落ち葉が地面に張り付くように現れていました。
つい数日前までは残雪があった森の中です。
多分ここだけ、早めに雪が解けていたのでしょうね。
枯葉ばかりの薄茶色の地面に、緑の葉と黄色い花。
このナニワズには、オスの株(雄株)と、メスの株(雌株)があります。
さてこれはどちらでしょうと花を見てみますと、、、
奥行きがあって、メシベが見えますので雌株ですね。
よし、近いうちに雄株も探してきますね。
あ、そうそう。
アオバトでした。
どこだろう、、、。
カタクリ
少し歩いていると、今度は藤色のツボミをつけた植物がありました。
カタクリです。
葉っぱの迷彩模様も特徴です。
この球根から作られるのが、片栗粉。
この本来の片栗粉は、生薬でもあるんです。
でも、現在市販されている片栗粉はジャガイモから作られていますので、薬としての成分はありません。
雪解けから早めに花を出して、早めに種を作って飛ばし、他の植物が茂るころには早々に地上部を枯らして休むカタクリ。
そういう様子から、西洋では「春の妖精」と呼ばれる植物のグループに入っています。
おっと、違う違う。
アオバトを探さなきゃ。
ヤマネコヤナギ
下ばかり向いてるから行けないんだ。
と、上を見上げる。
耳を澄ます。
10分ぐらいした時でしょうか。
ずっとずっと遠くの森から、アオバトの鳴き声。
ほ、ほわぁお~、ほわぁ~お~、ほ、ほ、ほわぁ~~お~
こりゃ無理です。
相当遠い。
そう思いあきらめて帰路につく。
名残り惜しく見上げる空に、そのうち会えるよと言わんばかりのヤマネコヤナギ。
その、もふもふ感あふれる姿が見られただけでも良かったかなと言う早朝散歩でありました。
というわけで、本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐