春の雪崩

雪崩 喫茶~言の葉
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☆事故多発しています

北国では、雪崩に巻き込まれる事故が目立ってきています。

冬季にタップリ降り積もった雪。
これが山の斜面にも当然積もっていますよね。
これが、春先に温度が上がってくると重みを増します。

それがある一定のラインを越えると、雪自体が自分の重みに耐えられずに崩れ落ちます。
そして周囲の重たい雪を巻き込んで、一気に大きな流れになる。
これが春先に起きる雪崩の仕組みです。

なので、重たい雪の流れが瞬間的に崩れ落ちてくるので、人が巻き込まれた場合は致命的になる場合も多いです。

つまりこの時期の登山や、スキー場のコース以外でのスキーやスノーボードなど、やらない方が良いと私は思います。
雪山

☆雪崩の種類

ちなみにその雪崩の種類ですが、専門的に細かく分けると6つに分けられるんです。

表層雪崩と全層雪崩

まず、どの面で起きるかがポイントの一つ。
古く固く氷のようになった雪面に、新しくフワフワな雪が積もって雪の間ででも層ができるんです。
その層の上で起きるのが「表層雪崩」
これは古く固い雪面を残し、その上に降り積もった雪だけが雪崩となる場合を言います。
雪の上を雪が滑り落ちるという事です。

一方、降り積もった雪が、ほぼ地面の上から滑り落ちるのを「全層雪崩」と言います。
雪山

点発生と面発生

次に、雪崩の始まり方がどうか、と言うポイントでも分けられます。
雪崩の始まりが、一点で、そこから下に向かって周囲を巻き込みながら広がってゆくのが「点発生」
そして、雪崩の始まりが、広く同時に起こるのが「面発生」と呼ばれます。

さて、先ほどの表層雪崩ですが、ここにはこの点発生の場合と面発生の場合の2パターンがあるんです。

そこに比べて全層雪崩の始まりは、面発生のみです。
雪山

乾雪と湿雪

最後に、雪質のポイントがあります。
乾いた雪なのか、湿った雪なのかという事です。
それぞれに「乾雪」と「湿雪」と呼ばれます。

乾雪の場合は、軽めでフワフワか、それに近い物。
そして湿雪は、湿っていてかなり重い物。
場合によっては、もう氷です。

私は南国生まれの南国育ちですから、雪には乾雪のイメージしかありませんでした。
ところが20代半ばで北国暮らしとなって、この湿雪の脅威を知ることになります。

まず、重い。
雪が湿るともう暴力です。
雪ハネしていて、何度ギックリ腰になったことか。

それから、屋根からの落雪。
少し大きいものだと、首の骨を折られます。
こちらで暮らし始めて初めて、雪の怖さも教えられました。
雪山

雪崩の種類

以上、申し上げてきました要素で分類して、雪崩は6つに種類分けできます。

まず表層雪崩が以下の4種類です。

・点発生乾雪表層雪崩
・点発生湿雪表層雪崩

・面発生乾雪表層雪崩
・面発生湿雪表層雪崩

そして全層雪崩が、2種類です。

・面発生乾雪全層雪崩
・面発生湿雪全層雪崩

ここ最近のニュースで、雪崩に巻き込まれてお亡くなりになり方を多く耳に知るようになりましたので、今日は雪崩について書きました。

どうかこの時期の登山やウィンタースポーツは、くれぐれもこういう事が起こるという事、心にお留め置きください。
雪山

ということで本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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