冬と、心の落ち込み

冬の風景 緑の癒し
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☆冬がメンタルにダメージを与える??

寒くなると、私の周りでも少し気分がすぐれないという人を見かけます。
調べてみると、「冬季うつ」と言う心の病らしいですね。
症状は、やる気が出なかったり、落ち込んだりと言った感じで。

この原因は、どうも睡眠のタイミングと、太陽の光を浴びる機会が減ることによる、脳内分泌物質のバランスの乱れが原因だと言われています。
冬の風景
また女性の方が陥りやすいとも。
メラトニンやセロトニン、そして光を浴びることによって皮膚で合成されるビタミンDについては、専門家ではないのでここでとやかく言えませんが、病院で治療する場合、ここら辺を重点的に改善させていくようですね。
それと冬季うつは、別名、ウィンターブルーとも呼ばれているそうですよ。

☆植物教育の視点から

・植育とは?

ところで、なんでも言葉を略すのは良くないですね。
私も日頃から、植育植育と言ってますが、これも良くないのかもしれません。
まず何と言っても、食育の方がポピュラーですしね。

植育。
これを正しく言うと、植物教育です。
つまりこの言葉は、植物の栽培や、植物との関わり方で、それから得たものを人生の学びとして日々を豊かにしていこうという教育の一つの形の事です。
そしてこの植物教育から見ると、冬には冬なりの意味があるのだと見えてくるんです。
冬の風景

・植物が教えてくれる「冬」の過ごし方

さて、冬になると、太陽の光が弱まり、寒くなり、乾燥し、地面は凍ります。
北の方は、雪も積もりますね。

この季節になると植物達は、活動量を減らし、葉を落とすものもおります。
植物にとって厳しい季節を、こうして耐えているんですね。
それで万事上手く行って、万全の態勢を整えた上で、春を迎えるわけです。
冬の風景

・つまり人も、、、

このように植物も、そして野生動物も(室内で飼われている動物には、ほぼ無いでしょうが)、季節に応じて生活をしています。

その反面、ヒトはどうでしょうか?
衣類や家の冷暖房は変えますが、ほとんど季節に関係なく活動しています。
これは野生の動植物から見ても、どうにも不自然です。
冬季うつという病があるのですから、冬が何らかの影響を人体に与えているのは明白。

これはどうも、ヒトも冬の期間は、活動量を落とした方が良いのではないか?
冬の植物がそうするように、です。
何と言っても、それが自然の摂理なんじゃないでしょうか?

とはいうものの、、、、学校や職場に通ってる時間帯はそうもいかない。
だから、活動時間を減らすだなんてできるわけがない!
そう思われる方もいらっしゃると思います。

当然です。
学校も仕事も大事ですから。
なので、せめて冬は、(冬の)リラックスタイムを他の季節より長めにとるように心がけたいですね。
実際私は、冬のリラックスタイムを増やすよう心掛け始めて、絶好調ですから。
これ、簡単で、けっこう効きます。
冬の風景

☆冬の意味

・冬のリラックスタイム

そのリラックスタイムですが、スマホやゲームに費やす時間は含まれません。
あくまで、理想は、デジタル機器から離れて、気持ちを落ち着ける時間の事です。
例えば、入浴・睡眠(昼寝含む)・動植物とのふれあい・活字主体の読書等です。

大事なのは、静かに落ちつくことができて、さらに自分の中の生命エネルギーが(生きて楽しい気持ちが)増えたなと実感できる時間が必要なんですね、他の季節より多めに。

その理由なんですが、冬はそういう言葉の意味を含んだ季節だから、なのです。
次に、そのことについて書きます
冬の風景

・冬が意味するもの

これは言葉に込められた日本人の精神性の話なんですが。
なぜ日本人は、ウィンターを「冬」と言うのかということです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実は冬は、「増ゆ」なんですね。
これは、厳しい寒さの季節を静かに耐えて、内側の生命エネルギーを増やすべき季節、と言う意味です。

なので冬期間に、これまでの季節のようにフルスロットル・エンジン全開で活動を続けという点に無理があるんです。
このように植物教育の観点からも、冬は静かに、春からの活動期に向けての知力体力気力の充電期間に充てるにふさわしい季節なんですね。
そこを無理すると、心身に来やすいという事です。

なので、同じウィンターブルーと言うのなら、たまに空を見上げて、ああ冬空は青いなぁと感動している時に使ってください。
そっちの方が、ポジティブな言葉で、心の栄養に変わりますから。

また、寒い冬を静かに耐える森や公園の木々たちを見つめ、凄いなぁとご自分を重ねてください。
お忙しいとは思いますが、是非とも一日合計十五分でも冬のリラックスタイムを設けましょう。
そして是非とも皆さま、この春は互いに、心満タンで迎えましょう♪
冬の風景

では本日も最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳い日をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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