☆江戸時代に花開いた食文化と聞いたので
私の少年時代と、魚
今日のお話は、毎日料理を普通にやってらっしゃる方には、なんの面白みも無い話だと思います。
ただ私個人では、初挑戦の事であり、これは子供達に是非体験させてあげたい事だなぁとしみじみ思いましたので、記事にしました。
(お子さんが行う場合は、包丁よりもキッチンバサミを使う方が安全かと思います。)
さて本題。
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山奥で生まれ育った私は、海産物とほぼ無縁の少年時代を過ごしました。
海産物に接するのは、週に一度、魚屋の行商トラックが巡って来る時だけ。
そこで買った鰯(イワシ)の焼いた香りが食欲をそそり、食べるのですが、すぐに私だけ、口の周りに発疹が出来まして、、、。
そのうちに、魚が嫌になりまして。
見るだけで、もう何と言いますか、口の周りが痒くなる。
あとで知ったのですけれども、どうもその時代、私の実家辺りまでとなりますと、流通の問題で古い鰯しか巡って来なかったようです。
その古い鰯だから、人によっては口の周りが痒くなるんだよと、かつて暮らしていた東京の魚屋さんから教えて頂いたものです。
昔ながらのイカ焼き
その魚屋さんのご主人が教えて下さった事の一つに、イカ焼きがあります。
元々イカを食べていた日本人ですが、江戸時代にイカの塩辛が庶民生活に定着し、スルメも需要が高くなったのだとか。
そんな中、江戸の屋台などでも、イカを焼いたのも人気になってきたのだと、確か仰っていました。
醤油と砂糖で作ったタレを塗って焼いた、そう今でも縁日とかで見かけるあのイカ焼きの原型でしょうか。
そんな昔話をふと思い出し、焼きイカを食べたいなあと思っていた今日この頃でありました。
☆イカ焼きに挑戦!
イカ漁の時期
一昨日買い物をしていましたら、なんと10杯で税込み990円で、イカが売られておりました。
春と秋はイカ漁が盛んな時期ですから、こういう値段のものも出回る時があるのでしょう。
衝動買いしました。
生イカです。
先に申しましたが、私は山生まれの山育ちですので、生イカをこのまま焼くのかなと思っていました。
しかし、なんだか目が怖い。
そういえば、私が縁日などで買っていたイカ焼きには、目はついていませんでした。
(※イカの目、実は栄養豊富で、食べるなら食べた方が良いらしいです)
これはもしかして、下処理が必要なのではないかと思って調べたのは、買った後の話でした。
まず失敗した、生イカの下処理
調べますと、「胴体から内臓を抜き、目とトンビ(くちばし)を取り去り、ゲゾ(足)と分けて水洗い」とあります。
内臓とか目とかクチバシ、、、もう一度申しますが、私は山育ちです。
戸惑いましたが、10杯も買ったものですから、もたもたしておりましたら腐るでしょう。
(こういう時に頼りにしている家内は、この日に限って仕事の都合で帰宅が遅いので)
そうなったらイカの命に対して失礼ですので、心を決めました。
私が何とかする以外に無いのです。
片手で以下の胴体をもって、もう片手で足の方を引っ張り抜けば、内臓が抜け出てくる、とあります。
うわっと思いつつ、しっかり洗って消毒した両手で、ぬらりぬらりするイカを持って引っ張ったら、イカ自体が私の左手からすっぽ抜けまして、二回繰り返してもすっぽ抜け続けるだけ。
ですので左手をイカの胴体の開いた部分にかけて、少し爪を立てて持ちまして。
右手でイカの目玉のふくらみの少し上をしっかり持って引っ張ったら、内臓がズルンと、、、いえ、内臓は抜けずに目の上から千切れました、、、失敗です。
こうなると胴体に残った内臓を指でほじって、、、うぇぇぇとなりながら(山育ちなので耐性ゼロ)胴体の中のにゅるにゅるにゅるを掻き出しまして、、、一回心が折れました。
何とか成功した、生イカの下処理
心折れて、石鹸で数回シッカリ手洗いして匂いも落として、お茶を一服。
その間に、イカの内臓抜きを調べましたら、、、、。
指を入れて胴体から内臓を優しく剥がす必要があるのだと知りまして、、、。
ええっ。
指で、内臓を、、、。
くどいようですが、山育ちです。
言ってることが良く分かりません。
指で内臓をどうやって剥がすのでしょう。
こうなれば迷うとか、臭いのが嫌だとか、指で内臓に触れるのが怖いとか、言ってられません。
イカを10杯買ったのは私です。
ごめんよイカと断りを入れて、消毒を済ませた両手でイカを持ち、胴体の中に指を入れて、、、。
なんか上手く行かない。
色々試したのですが、左手を胴体に添えて、右手(私の利き手)で目の上を持ち、人差し指を胴体に差し込むのが一番楽な形だと分かりました。
ヌルリとする内臓は、胴体の片側だけに、所々なにか糸のようなもので固定されている感じでした。
その糸を指先の感覚だけで数ヶ所外して、それから胴体と目のところとを持ってゆっくり引っ張ると、、、スルリ。
そして胴体に残った軟骨を引っ張って取って、目と内臓と、その下のゲソ(足)を切り離し、最後に足の間にあるトンビ(くちばし)を取って下処理終了です。
トンビは最初包丁とかキッチンバサミで取ったのですが、周辺の硬い組織が残りますので、色々やってみましたところ。
両手の親指で、まるで大きな吹き出物の芯を押し出すようにグイイと押すと簡単に取れる事が分かりました。
下処理②漬け置き
水洗いしたイカの胴体とゲゾをしっかり水洗いしまして。
それに、醤油・砂糖・味醂・日本酒を適当に混ぜて作ったタレで2時間ほど漬け置きしました。
使ったのはジップロックです。
これは邪道なやり方で、本来なら一回焼いたイカに、このようなタレを塗ってもう一回焼くのだそうです。
私は二回焼くのが面倒くさかったので、漬け込みました。
正しいかどうかは分かりません。
イカ焼き完成
そしてその後、グリルにアルミホイルを引いて、弱火でじっくり焼きました。
焼き上がる頃に家内が帰宅しまして。
感想は「お祭りでイカ焼き買う必要が無くなったね」と、これは褒め言葉だと受け取っておきます。
そして今回思った事なのですが、これは小学生あたりの子にもやらせたいなと感じました。
生イカからイカ焼きを作る過程で、指を使って内臓を剥がし上手に引き抜くというのに、ある種のゲーム性を感じましたし、何よりも命を頂くことが皮膚感覚で伝わってくるのです。
現代では、子供の「いただきます」を廃止しようとする教育界の動きもあるようです。
馬鹿な事です。
きっとパッケージされた食品だけを食べて育ってきた一部の人が決めていることなのでしょう。
愚かしい事です。
例えば今回私がやった様な生イカからのイカ焼き、こういう事から子供達は多くの事を学んでいくはずです。
もしよろしかったら、、。
まだ成人になっていないお子さんのいらっしゃるご家庭でもぜひ、親子で生イカからのイカ焼きづくり、挑戦してみませんかという還暦過ぎの山育ちの私からのご提案という事で、本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日となりますように💐😊🦑


