☆平地にも雪が舞う頃
二十四節気も、今日からいよいよ大雪に入りました。
各地からの雪の便りも本格化。
北国では、ついに根雪の始まる頃となりました。
本州の方でも、場合によっては平地でも雪が舞い始めるのもこの頃からです。
☆大雪の期間
大雪の期間は、今年は12月7日~12月21日まで。
昨年は20日まででしたので、今年の大雪は一日長いという事になります。
そしてこの大雪の期間が過ぎると、次はいよいよ冬至となり、その冬至の期間中に新暦では大晦日と元旦が訪れます。
では、大雪の七十二候を簡単に見てみましょう。
詳しい話は、昨年の大雪のところに書きましたので、ご興味あります方はそちらをご覧くださいませ。
< 二十四節気~大雪※2024年
☆大雪の七十二候
初侯:閉塞成冬(12/7~12/11)
読みは、「そらさむく、ふゆとなる」
札幌の場合は、本当に曇り空や、雨や雪の日が多くなりました。
また多くの生き物たちは活動を抑え、ひっそりとして行くという時期でもあります。
ただ先週、九州を旅して改めて、あちらの暖かい事に驚きました。
やはり南北にも長い日本ですから、こういう季節感は一概には当てはまりません。
以前にも申しましたが、この旧暦というものは、京都あたりを中心に作られた自然観を含む暦ですので、地域によってはズレが生じます。
その分、札幌では旧暦に記されているよりも、春の訪れが遅く秋の訪れが早いというふうな差となって表れてくるのです。
皆様がお住まいの地域では、いかがでしょうか?
このブログで書いている旧暦の季節感と、どこでどのようなズレが生じているか、これを頭に置いて周辺の季節の移ろいを、是非ご自分の五感で感じてみてください。
きっと何かの気付きや発見があると思いますので。
次候:熊蟄穴(12/12~12/16)
「くま、あなにこもる」と読みます。
先の項目で、多くの生き物たちは活動を抑え、ひっそりとして行くという時期と書きました。
基本的にはそうなのですが、最近というか今年、そういう動物達の行動パターンに変化が顕著にみられるようになりました。
ここで言う熊の蟄穴とは、熊の巣ごもり。
いわゆる、冬眠です。
ところがどうも各地で一気に、人里に平気で出てくる熊や、人間を怖がらずに襲う熊も出てきました。
その原因はドングリ不足と言われております。
ですが私は、前にも申しました通り(※風力発電乱立と、熊の人里出没について考える)、各地で乱立している効率の悪い風力発電の巨大風車から発せられる超低周波の影響もあるのではないかと考えております。
熊の各地での異常行動は、あまりにも急に増えました。
これが、意味不明のいわゆる自然再生エネルギー(よく考えると変な言葉です)関連施設の急増に比例していると思えてならないのです。
末候:鱖魚群(12/17~12/21)
「さけのうお、むらがる」と読みます。
ここで言う鮭とは、どうもタナゴらしいと昨年書きました。
この時期に遡上する鮭が群れをつくるというのは、旧暦の基準地である近畿地方ではあり得ないからです。
これが、鰱(たなご)ではないだろうかと。
実際に江戸時代の本に、鰱を鱖と書いた本があったと言われておりますので。
ちなみに鰱と申しますのは、現在では絶滅危惧種に指定されたり、地域によってはもう絶滅してしまったとされる日本固有の淡水魚です。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

