☆薹が立ったケールの上で
冬を越えたケール
昨年種をまいて、秋までに何度も我が家の食卓を飾ったケール。
冬そのまま外に放置し、この春に薹(とう)が立ってきました。
そしてこの黄色い花が咲きました。
二匹のアオムシ
少し残った葉っぱの部分には、二匹のアオムシ。
薹が立ったらもう最後なのだからどうぞどぞと食べるに任せておりました。
その内一匹は、無事に蛹(さなぎ)へ。
(撮影は6月7日)
二匹の運命
しかし蛹になった方は、段々色が茶色くなってきて順調に羽化に向かっていたのですが、ある日急に居なくなりました。
野鳥に食べられたのでしょうか?
そしてもう一匹のアオムシですが、ある朝から急に動きが小さくなりました。
アオムシコマユバチ
どうも、アオムシコマユバチに寄生されたようですね。
体に卵を産み付けられて。
体内で幼虫になり、アオムシは体内を食べられながら最後は体を食い破られて。
その幼虫がアオムシのお腹側に出てきて、蛹(さなぎ)に変わって行ってるのです。
(撮影は6月12日)
しかしこの時点でアオムシは生きています。
生きていますが、親蜂から注入されたある種の毒液によって、幼虫を異物と感じることなく食べられていくのだそうです。
そうしてやがて絶命。
アオムシコマユバチの蛹を残して、アオムシの死骸は地面にポトリと落ちておしまいとなります。
昨日の時点でもう黒く変色していますね。
(撮影は6月16日)
こうして農作物に害を与えるアオムシの天敵、アオムシコマユバチは益虫なのであります。
しかし不思議で巧妙な寄生ですよね。
こういう仕組みを、子供たちにしっかり伝えて、もっともっと理科好きの子供たちが増えたら嬉しいなと思うのです。
(6月17日撮影)
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊🦋