秋のお彼岸

彼岸花 喫茶~言の葉
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☆昨日は秋分の日

園芸初心者のための「秋分」の話

おはようございます!
ようこそおいでくださいました。

昨日は秋分の日でしたね。
その祝日を、どうお過ごしになられたでしょうか?
当然、お仕事だった方も大勢いらっしゃると思います。
ただ、本州の方はまだまだ暑く、秋分の日と暦にあっても真夏のようだと聞いております。
どうぞ、体調を壊されませんように。

札幌はすっかり秋の風情です。
空もすっきりと晴れています。
そんな中、私はおはぎを買いに出て、夜は線香花火を家族と楽しみました。
なかなかどうして、良い一日でした。

さて今日は、植物に興味がある皆様に、秋のしくみついて少し書いてみます。
秋分とその時期の自然の変化に、焦点を当てながら。
では、まいります。
彼岸花

・秋分って何?

まず、暦について。
暦は、太陽と地球、互いの位置関係で決まります。
規則正しく月が地球の周り回って、地球が太陽の周りを回って、時間が生まれ、そして暦ができています。
つまり、地球を含めた宇宙の動きが、暦の正体とも言えますね。

さて秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈む特別な日でもあります。
これからは日一日と冬至にむけて、日が短くなって行きます。
秋の訪れを感じさせる「秋のお彼岸」は、この秋分の日を中心に、前後7日間のこと。

そしてこの時期は、暑さも徐々に和らぎ、園芸活動には最適な時期となるはずなんですが、、、。
北海道以外では、まだ暑さが続いているんですよね、、、う~む。
彼岸花

・二至二分

さて、秋分の日だの、冬至だのと、言葉が出てきましたが、ここでおさらい。
秋分の日も冬至も季節をあらわす二十四節気の一つです。

中でも特に重要なのが、「二至二分(にしにぶん」と言われる節目。
これは何かといいますと、まず「二至」が、冬至と夏至です。
これは暦の上で、冬と夏とが極まる頂点の日のこと。

そして「二分」が、春分の日と秋分の日です。
これは、それぞれに春と秋の中間の日の事です。

つまり二至二分とは、春夏秋冬のそれぞれの中間点を示す言葉なんです。
春分の日・夏至・秋分の日・冬至の春夏秋冬の特別の日。
このような理由で、秋分の日も分岐点。
この日以降から夜が長くなり始めるので、秋の訪れを感じる絶好の時期到来です!
彼岸花

・「彼岸」の意味

ちなみに、お彼岸は、仏教の概念で、「向こう岸」という意味。
これは、悟りや極楽浄土を示す言葉です。
秋分と春分の日に先祖供養の風習があるのは、太陽に関係していると言われています。

秋分の日には、太陽が真東から登り、真西に沈みます。
そこで、彼岸への道が最短距離になるらしいんですね。
真西と言えば、西方浄土。極楽は西にありますから。
こういう理由から、秋彼岸にご先祖供養と、こうなるわけです。
ちなみに、春彼岸も同様の理由から、ご先祖供養が行われます。
彼岸花

・秋の自然の変化を楽しむ「七十二候」

秋分の時期には、自然も大きく変わり始めます。
例えば、雷の音が少なくなる「雷乃収声」。
虫たちが土の中で冬を過ごし始める「蟄虫坏戸」。
そして田んぼの水を抜く「水始涸」。

このような、日本古来の季節の区切りを表す「七十二候」の変化を感じられるようになります。
また、これらの変化は、植物や生き物の行動を観察する上で、とても参考になります。
自然観察のポイントとなる「七十二候」については、また改めて書きますね。
今日は言葉だけを挙げておきます、長くなりましたので。
彼岸花

・まとめ

植物を通じて、自然の変化や季節の移り変わりを感じることは、心を豊かにするだけでなく、育てる植物たちとの関わりをより深める手助けにもなります。
また、自分自身や周囲への癒しにもつながります
この秋、あなたの庭やベランダやお部屋で、新しい植物を育てにチャレンジもいいかもしれません

植物を育て始めると、これらの季節の変化や自然のサイクルをより深く感じられるようになります。
このことが心身の健康にとても良い影響を与えるんですよね。

では、最後までお読みいただいてありがとうございました。
今日も、良い日でありますように!
彼岸花

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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