☆強風が吹いた後に
すっかり森の中も冬景色。
風が強かった夜を過ぎて、森の中を歩いてみれば、こういうものも地面に落ちていました。
蜂はこの時期、女王蜂を残してたいていが命を終えるようです。
一匹だけ残った女王蜂は、暖かいどこかの隙間、例えば人家に壁とかに入って冬を越えるのだそうです。
ニホンミツバチだけは、冬場も女王蜂を守って集団で冬を越えるようですが。
誰もいなくなった蜂の巣は、こうして土に還るのでしょうね。
また、ウバユリの種たちも、完全に風に運ばれて旅立っていったようです。
この時期の風もまた、こうしてきちんと役割を果たしてくれておりました。
そしてその昨夜の風で、落ち葉もめくれていました。
冬の森は、ただ静かに眠っているようですが、実は落ち葉の裏側で、微生物たちが頑張って落ち葉を土に還してくれています。
こちらがその様子。
落ち葉に白いのが付いていますでしょう。
これが分解者とも呼ばれる微生物(菌)です。
詳しい分類はあるのですが、その種類が余りにも多くて私も詳しくはありませんので、ここは分解菌とだけしときましょう。
こうして落ち葉を食べて分解し、土に還して、その養分を再び樹木を含む植物達が吸収し育ちまた、その植物を食べて動物も育つ。
これはタンニン鉄の記事でもお伝えしましたが、こういう生き物の活動が、全世界の生き物の命をつないでいるんです。
< 落ち葉の秘密~タンニン鉄
たいていはまず、太陽光の当たらない埋もれた落ち葉や、葉裏から分解して行きます。
ところが、強い風に少し飛ばされたか、この日はあちこちで見ることができました。
こういう時に子供達が一緒に居れば、おもしろい授業も目いっぱいできるのにとも思いましたが、自然もこちらの都合では動きませんので、いつかの機会に見せてあげようと撮影した次第です。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊