☆難防除雑草の一つ
我が家にも、生えてきました、スギナ。
これがどんどん増えるんですよね。
放置しておくと夏にはスギナだらけになるという。
このスギナ。
生命力が強くて、一度広がると根絶するのが難しいんです。
そこで今日は、スギナが拡がる前の私流やっつけ方をお伝えすることにします。
それと同時に、やってはいけないやっつけ方も。
☆スギナ、強さの仕組み
スギナは、杉に似ているのでこの名が付きました、つまり杉菜。
このスギナの本体は、地面の下にある根っこです。
この根っこは、実は、「根」では無いんですね、正しくは地下茎(ちかけい)と呼ばれるもの。
地下茎というのは、地面の下に伸びた茎なんです。
この地下茎が地面の中を四方八方横方向に伸びて、適当な所から地面の上に向かってスギナの緑の葉を付けた茎が伸びる。
なのでこの写真で言うと、全員が家族兄弟。
それで厄介なことに、この地下茎は簡単に切れやすいんです。
切れた地下茎は、そこで独立してそれはそれで再びそこから横方向に家族兄弟を増やしていくという事になります。
そしてこのスギナ。
地面の上に出て、胞子を風に乗せて、離れた土地で芽を出すこともできるんです。
この胞子を飛ばす胞子茎が、あのツクシです。
スギナはその胞子茎に対して、光合成茎と言います。
ツクシは、胞子を飛ばしたら役目を終えて枯れますので、スギナの「付く子」とか「継ぐ子」ということで、ツクシの名が付いたようですね。
ちなみに、ツクシを漢字で書くと「土筆」。
こちらは見たまんまのイメージから付けられた漢字ですね。
ともあれ、スギナの強さの秘密は、地下茎の生命力と、地下茎の切れやすさ。
ということです。
あ、そうそう。
他の植物が育ちづらい酸性土壌でも平気というのも、強さというか、しぶとさのヒミツです。
☆我が家のスギナを掘り上げてみました
さて我が家のスギナです。
これは、胞子が飛んできたもので、まだ幸いに地下茎が拡がっていないようです。
なので、土いじりの一環として、掘り上げてみました。
使う道具は、マイナスドライバー。
そうです、ねじ回し。
プラスドライバーではダメですから、あくまでマイナスドライバーの長さがせめて20cmあるのが好ましいです。
それで、萌え始めたスギナから10㎝程離れた場所にマイナスドライバーを差します。
その際、ドライバー先端の平らな方をスギナに向けることが重要です。
大事なのは、なるべく横に拡がった地下茎を切らないように、そこから横に向かって土をほぐしていきます。
上手く行けば、地下茎が50㎝ぐらい取れたりして楽しいです。
ちなみに私これまでのスギナ地下茎最高記録は、10年ほど放置されていた場所でしたが、なんと3m70㎝。
これは気持ち良かったですね。
まぁそれは極端な例ですが、月に一回ほどスギナ掘りしている場所であれば、こんなものです。
ちょいとこの写真をアップにしてみましょう。
地下茎(緑の葉の無い茎)と、根っこ(くしゃくしゃした土色の部分)の違いが分かりますでしょうか?
この地下茎や根っこがちょこっと残っていれば、またそこから再生してくる生命力。
根絶とは、こういうところから生まれてきた日本語なのでしょうね。
では明日は、このスギナの掘り上げ法以外のやっつけ方をお伝えします。
という事で、本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐
< 雑草対策~スギナ・後編へと続く。