☆朝4時45分~5時の風景
早朝散歩
台風9号が九州の西海上を抜けて北海道めがけて北上中でしたが。
昨夜午後9時、朝鮮半島上陸直前に熱帯低気圧の変わりました。
そしてそのまま、北上中です。
当然、北海道の空も既に影響を受けています。
こういう時は空の色が面白いことになるかもしれないという訳で、早起きして散歩。
そうすると、万葉集の柿本人麻呂の和歌を思い浮かべる風景が拡がっていました。
私の好きな和歌
私が小学校高学年だったか、中学に入ってからか。
国語の授業で、万葉集にある柿本人麻呂の和歌が教科書に載っていまして。
それは有名なこの歌です。
東の野に炎の立つ見えて返り見すれば月傾きぬ
ひんがしの のにかぎろひの たつみえて かえりみすれば つきかたぶきぬ
かぎろひというのは、カゲロウ。
日の出の光のことです。
子供の頃にこの歌を見た時に、風景がパァッと拡がって、和歌ってなんて凄いんだと感じ入ったのです。
そこからこの歌が、まだ固まっていない私の自然観や宇宙観、また歴史観や死生観に大きな影響を与えました。
この歌の季節は今でいう12月ですが、そういう細かい事は置いといて。
こちらが今朝、私が見た東の空です。
そして返り見した西の空。
この歌の真意は、「去る人もあれば、来る人もある」です。
静かに沈みゆく月。
それと入れ替わるように、燃え立つような力強い太陽が昇り始めている。
、、、これは、良い形の世代交代を表しているんですね。
ああ、柿本人麻呂って凄いなぁとしみじみ思いつつ、再び東の空を見てみると。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊