弱った木の冬支度

メネデール樹幹注入 お手軽栽培術
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☆メネデール投与終了

・弱った木に、メネデール

8月中旬に、メネデールの事を書きました。
< メネデールは、肥料ではありません!

このメネデールを、我が家の前の木に与えてたんです、チョット弱ってましたから。
先日書きました「三本の木」の話。
そこにチラと出てくる活力剤、これが実はメネデールの事なんです。
< 三本の木の話
今回使ったのは、メネデールの中でも「樹幹注入剤」と言われる物。
ホームセンターなどでも売られています。
1本800円ぐらいですね。
メネデール

・樹幹注入用メネデールの使い方。

まず弱った木の幹に、下向き45度の角度で穴をあけます。
穴の太さは9mm、深さは、おおよそ5cm。
ということなんです、つまりドリルでそれだけの穴をあけても大丈夫な太さの木、というのが条件ですね。

その穴を木に開けたら、メネデール樹幹注入液のボトルを差し込みます。
まぁ使い方は商品の箱に書いてありますので、こちらを参考にされてください。
また、下記に、メネデールの公式サイトへのリンクを貼っておきますので、詳しくはそちらをご覧ください。
< メネデール樹幹注入液の使い方と効果

さてその樹幹注入。
これが私の家の前。
メネデールを木に差し込んでいるところです。
効果に関しては、先述の「三本の木」をご覧ください。
メネデール樹幹注入

・本格的な冬を前に片づけ

札幌は来週、ついに氷点下の予報。
樹幹注入液も順調に減って、空になってきたので取り去ることにしました。
と申しますのも、こちらの冬なら間違いなく中身が凍り付いてしまい、木が中から裂けるかもしれませんから。

ご存じのように、液体が凍ると体積が膨張。
その力たるや、金属の水道管でさえ裂いてしまうほどですから。

また、寒くなると、樹木自体の活動も低下するので、元気な活動の助けとなる活力剤(樹幹注入)そのものが必要ない状態になるからです。

樹幹注入剤を片付けるのは簡単です。
引き抜くだけ。
液漏れ防止に使ったゴムパッキンも取り去ります。
メネデール樹幹注入
そうすると、後にはドリルの穴がポッカリと残るだけです。

・ドリル穴の処理

さてこのドリルで開けた穴。
これはこのままにしておくと、当然よろしくないわけで。

その穴をふさぐのに、私はこれを使いました。
キヨナール
さてこれもホームセンターなどで売られています、製品名は、キヨナール。単価500円ぐらいでしたか、、え~と、忘れました。
余っても、翌年以降も使えますのでお得です。
使い方は簡単です、このように、ドリル穴に入れてふさぎます。
もうこれだけで、外からのバイキンや害虫、それに雨水が入り込んで、せっかく治療した木に害が及ぶのを防いでくれるんです。

更に、このキヨナール。
穴をふさぐという特殊な作業だけでなく、枝などを切った切り口に薄く塗りますと表皮の役割を果たし、その結果、樹木を保護してくれるの役割をはたしてくれるのです。

こちらの写真が、キヨナールでドリル穴をふさいだところです。
メネデール樹幹注入
あ、写真にマーカー付けないと分かりづらいですね。
え~と、緑の丸を付けてみました。
この丸の内側が、治療痕をふさいだところです。
メネデール樹幹注入

・ドリルについて

そうは言う物の、ドリルなんて無いよと言う方も多いと思います。
私も持ってなかったのですが、今は安くで売られてるんです、電動ドリル。
1500円も出せば、各種ドリル刃と、各種プラスドライバーがセットでついて販売されてます。
これもまた、ホームセンターで。

植物のお世話だけでなく、ちょっとした日曜大工などにも使えて便利ですよ。

というわけで、本日のお話はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き日になりますように💐
札幌は朝から雨と風で荒れております。
昨日、樹木の冬支度を終えて正解だったようです。

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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