☆私がサワラで使った縄
今朝5時半の気温がとうとう、、、
札幌は快晴。
なので冷え込みました~。
さて昨日の記事ですが(庭木剪定~サワラ編)、それに対しご質問を頂きました。
「シュロ縄とは何ですか?木を縛るのには荒縄が良いのではないでしょうか?」
荒縄
これについて、私の考えを書きます。
荒縄がこちら。
このサイズで今なら1,400円ほどで売られております。
1巻きは、太さにもよりますがおおよそ110m~140m。
北国では、雪が多く降って木にも積もるために、その雪の重みで枝や幹が折れたりします。
そうなるのを防ぐために、この荒縄で枝や本体を縛って、そう言う雪害を防ぐのです。
荒縄は、藁(わら)を編んでできた縄です。
藁というのは、稲や小麦などのイネ科植物の茎を乾燥させたものです。
表面が荒くざらざらしているので、ほどけづらく、また太いので木に喰いこむことも少ない縄です。
しかも藁なので、やがて腐り、自然に還ります。
なので、木にやさしい縄だと言えます。
ただ普通の縄よりも太いので、男結びという独特の紐の結び方でしっかり結ぶことがベストです。
シュロ縄
そして今回私が使ったのがシュロ縄。
こちらは、シュロの繊維をひも状にしたものです。
このサイズで100m750円ほど。
この安さは魅力的です!
ホームセンターでも簡単に購入できますし。
荒縄に比べてかなり細く、枝の形を整えるのに使っても、色もこんな感じで目立ちません。
そしてなにより水に強く、引っ張り強度も高い。
細くても丈夫なんです。
そして腐りにくい。
腐らないというのではないのですよね、天然素材ですから。
なので長期間の使用に耐えますが、いずれは土に還ります。
そしてこのようにザラザラしているので縛りやすいのも特徴。
使う前にしばらく水に浸しておくと柔らかくなるので、縛る部分だけ見ずに濡らしておくと楽です。
縛った後に乾燥して固くなり結び目が一層ほどけにくくなりますから。
ただ、これだけで冬囲いをしてしまうと、そこに大きな力がかかる場所なら時に、枝が折れやすくなるので注意が必要です。
紐が細いですから、その分、外からの力が縛った箇所にピンポイントでかかりやすいんですね。
なので私は、春から秋にかけて木の形を整えるのと補強のためにシュロ縄を使っています。
そして、大雪に耐えるための冬から春先にかけての冬囲いには、荒縄。
つまりシュロ縄はそのままで、その上から雪が大量に乗っかりそうな部分を、荒縄でよりしっかり縛るという方法を取っています。
この方法だと、秋までにシュロ縄で形がだいたい良い感じに収まっているので、荒縄をかけて縛りやすくなっているというメリットもあります。
ということで、よろしいでしょうか?
シュロ縄、なかなか重宝であります。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き敬老の日をお過ごしくださいませ💐😊