☆植物と仲良くなる方法~日本の心
日本人って、いつから自然に親しんだのだろう?
そんな疑問を子供のころからもっていました。
私が生まれたのは、日本神話の古里と言われる場所です。
幼いころから明治生まれの祖母が、自然に対する感謝を生活の中で教えてくれたものです。
その後社会に出てから、植物関係の仕事につきました。
そこで師事したのが、江戸園芸の流れを組む頑固な職人気質の方々。
まるで落語に出てくるご隠居さんみたい。
どの師匠も頑固でしたが、認めて下さってからはとっても優しかったですね。
大変なこともありましたが、たくさんお世話になり、そして見送りました。
こういう方々は、伝えるのは本当に下手。
「習うより、慣れろ!!」だなんて、どの師匠もおっしゃってました。
でも、このままでは、せっかくの教えもいずれ消え去ってしまいます。
これではあまりにもったいないと思うんです。
かつて江戸という都市は、当時世界で一番の園芸都市だと海外で知られていました。
どうも、そこで暮らした人々も、世界で一番心の豊かだったようです。
そんな話を、私の師匠方から伝えられた教えと共にこちらで書いていきますね。
そうそう。
私のお師匠さんたち。
皆さん、技術以前に、植物と本当になかよしでした。
ちょっと切なく、懐かしい気持ちが今でもあります。