☆通販苗のケア
さて、昨日の続き。
< 根のチェック
畑の土と、鉢用土の話
私が通販で買った樹木の苗たちは、大事な根っこが全て問題なしでした。
この根がまだきちんと張ってなかったり、張りすぎて活力を失ったり、病気が害虫がくっついていたり。
そんな問題は全くありませんでした。
なので、これは植え替えのベストタイミング(種類にもよりますが)。
なので到着翌日には、苗の大きさやこれからの生長に合わせて、新しい鉢に植え替えをしました。
ここで大事なのは、土です。
但し、鉢物の場合、外の畑の土をそのまま持ってきて入れてもダメです。
それは、簡単に申しますと、畑の土は広い地面とつながっていて初めて完璧なのです。
それを鉢という限られた空間に入れた場合、完璧ではなくなるんですね。
鉢の中というのは、狭い空間ですから、もうそれだけで畑の土にとっては能力が発揮できないんです。
そこで、鉢の大きさと、植物の種類を考えて、人間側が性質の違う土を混ぜて入れてあげることになります。
こうした、色んな種類の土な肥料などを混ぜ合わせた栽培用の土を「培養土(ばいようど)」と言います。
ちなみに「培土(ばいど)」という言葉もあります。
こちらは、作物に土を寄せてあげる作業も指します。
だからややこしいんですが、植物を育てる土もまた、培土と呼ぶので混乱しますよね。
これら二つは、植物栽培の面ではほぼ同じように使われます。
ただ、厳密に申しますと、培養土が「微生物を含んだり、微生物の力を借りやすく配合されたもの」。そして、植物栽培用の土で、培土が「微生物が関わっていないもの」。
こう分けられます。
それともう一つ、微生物が関わっていない培養土を、無機質培養土とも言いますが、私は培土一本の表現の方が混乱しないで良いと思うのですが、いかがでしょう??
☆通販苗の植え替え
キンモクセイ
さて、キンモクセイ。
根はこうでした。
こちらの木は、日当たりを物凄く好むので、移動しやすい大きめの鉢に植えました。
届いた黒ポットより3割大き目の鉢。
培養土は、赤玉7、鹿沼土1、腐葉土2の割合プラス、ゆっくり効く微生物肥料小さじ半分。
甘茶
こちらも根っ子は元気なのでした。
なので根の分量に対して、やや割合大きめの鉢に植えました。
用土は、赤玉6、腐葉土3,パーライト1。
プラス、固形微生物肥料少々。
天城甘茶
こちらは、甘茶と同じです。
こちらの生長は、おそらく甘茶より少し早いと思われます。
理由は、根の色のほんの少しの差からの予測です。
ミツバアケビ
こちらの苗は、根の分量が少なかったです。
これは入っているポットの大きさが他のより小さかったため。
それなのに地上部は根の部分の5倍ぐらいの長さでしたので、鉢はしっかりノビノビと根が育てるほどの大きさのものに。
用土は、黒土3、腐葉土3、鹿沼土3、パーライト1。
それに完熟堆肥小さじ1を混ぜ込みました。
ゴヨウアケビ
アケビは、種類の違う二つを同じ床をに植えて初めて実が成るので、ミツバアケビと同じ場所に植えました。
もちろん、土は同じです。
タラヨウ
根がかなり回ってました(生長してました)が、根詰まり(根の老化)まではギリギリ行ってませんでしたので、少しだけほぐして(けして切ってはおりません)。
そしてこちらはある程度大きくなりますから。
さらに札幌の冬の寒さには耐えられませんから。
夏場は外で伸び伸びと。
冬場は窓辺でややヌクヌクと。
こう育てることになるわけです。
そうしたら、持ち運びできる大きさの鉢で、しかも大きめのが良いという事でこうなりました。
こちらの培養土は、黒土3、腐葉土3、赤玉土2、鹿沼土2。
これにゼオライトを適当に、上記100に対して3ほど。そして完熟堆肥をゼオライトの倍ほど。
ちなみに、地面の上の部分と根っこの部分がアンバランスになる鉢植えは、植物にとってもよろしくありませんのでご注意くださいませ。
ということで今回はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございます。
どうぞ佳き一日をお過ごしください💐☺