☆今朝、軽く銀世界
冬囲い用のムシロを買いました
昨日、冬囲い用のムシロを買いに行きました。
これでまだやや幼くて弱い木を囲うと、冬の傷みから守ることができ、かつ野鳥の溜まり場になれるのです。
まぁ囲い方によりますが。
野鳥の溜まり場にする木は、自宅の窓に近い木が良いです。
そして囲うイメージとしては、コートを羽織って前を閉めない感じ。
この閉めない側は、家の窓側に向けます。
そうすると開いた側から吹き込む風は、家がブロックしてくれます。
その上、たまり場で休む野鳥の姿を、自宅の窓から観察できるのです。
なかなか面白いですよ。
積雪
そして昨夜から雪が降りはじめ、今朝5時の外の様子です。
我が家のサワラ三兄弟の「お塩さん」もこんな御様子。
今日は一日、雪混じりの雨となり、再び今夜は雪予報です。
我が家の紅葉達も、この寒さで一気に終わりを迎えるでしょうね。
お疲れさまでしたと、撮影。
ところで健康サンダル履きで撮影していたため、足先が取れそうでした💦
気温1.5℃。
☆今日は立冬
立冬
さてそんな今日は立冬。
「秋が終わって、いよいよ冬の気配が立ち始める日」という意味です。
日差しが弱まり、夜が長くなる。
これによって、冬が始まるという事なんですね。
またこの日は、昼と夜の長さが同じ「秋分の日」と、夜の長さが一番長い「冬至」との、ちょうど真ん中の日。
なのでこれから冬至に向けて、ますます太陽の出ている時間が日一日と短くなっていくという事です。
太陽が出ている時間が短くなり、気温も地温も低くなる冬には、基本的に植物も動物も菌類も活動を抑えていきます。
立冬の期間
今年の立冬は、今日11月7日から次の二十四節気の小雪前日の11月21日までです。
立冬と申しましても、まだまだ日によっては秋の名残りが感じられる頃。
寒暖の差も大きくなり、体調を壊しやすい時期でもありますので充分にご注意ください。
立冬の七十二候
初候:山茶始開(つばきはじめてひらく)
初候の期間は、11月7日から11日まで。
山茶と書くと山茶花(さざんか)を思い浮かべやすいですが、これは椿(つばき)の事です。
昔は椿も山茶花も同じように思われていたため、こういう事が残っています。
こちらが椿
そしてこちらが山茶花
見分け方の一つに、花の散り際があります。
首からポトリと落ちるのが、椿。
花びらがハラハラと落ちるのが、山茶花です。
ちなみに我が家の椿は今、こんな感じで凍えております。
次候:地始凍(ちはじめてこおる)
次候の期間は、11月12日から16日まで。
これは朝方の冷え込みが激しくなり、とうとう地面の中の水分も凍って霜柱になる頃という意味です。
私が子供の頃は、登校時間にこの霜柱をどれぐらい多く踏めるかが楽しみの一つでありました。
まだまだ自然の楽しみ方を多くの人が知っていた時代の思い出であります。
末候:金盞香(きんせんかさく)
末候の期間は、11月17日から21日まで。
さてこの金盞。
一般には水仙と言われていますが、私はこれがどうにも腑に落ちません。
なぜなら水仙はこの時期には咲かないからです。
新暦で、早くても12月。
普通は年を越して1月が開花時期(旧暦作成基準の京都で)
金盞の謎
そこで11月中~下旬の金盞香が水仙ではどうにもおかしいと思うのです。
では、金盞とは何を指すのでしょう?
金盞とは、金色の盃という意味です。
今でいう金盞花(キンセンカ)は明治になって日本に入ってきた植物なので除外します。
では、旧暦が成立した江戸時代色までに、日本人に愛でられてかかわりの深かった植物は何か?
この時期に花を咲かせる黄色の盃に似た花を咲かせる植物は何なのでしょう?
結論から申しますと、私は古典園芸植物の一つでもあるツワブキなのではないだろうかと思うのです。
ツワブキならば、この時期が近畿地方(旧暦がそこで編み出されていたので、そこが旧暦の季節感の基準です)でのツワブキの開花のピークなのです。
そして香るという文字ですが、ツワブキの花はほとんど香りません。
香るとかいて、咲くと読ませているのもそこなのでしょう。
そうしてもう一つ。
昔の日本人は、花が咲くことを和歌などで香ると表現していたからです。
とまぁこんな風に、金盞香に秘められたなどに思いを馳せる立冬の朝です。
ああ、いまでは霰(あられ)が激しく降って雷も時々。
庭の木々たちも大変そうであります。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊⛄