☆本日は、二十四節気の「立秋」です
暑さがまだまだ厳しい毎日ですが、今日は立秋。
これもまた、二十四節気の一つです。
太陽は日毎に傾き、夜がハッキリと長くなっていく頃。
ここから秋の気配が少しずつ深まっていくという日です。
もちろん、立秋も太陽と地球の位置によって微妙に変わります。
ので、年によって7日になったり8日になったりします。
ただまれですが、前後500年でみると4日もあれば9日もあるんですって。
この立秋から月末までに出すのが、残暑見舞い。
四方を海に囲まれた日本は、立秋を過ぎてもしばらくは海水温の影響を受け暑い日が続きます。
実際札幌では、9月に入っても真夏日が続いたという記録も出た年がありました。
ああいうのは本当に困ります。
特に植物を育てていると、決まった時期に温度が下がってくれないと、上手く育ち切れないという事が多くありますから。
実際そういう年は、恥ずかしながら私、若い頃には栽培している植物達を結構枯らしてしまっています。
☆立秋の期間
立秋といっても、今年の場合は8月7日から秋に入るという意味で、そうそう急に涼しくはならないものです、特に本州などでは。
次の二十四節気が処暑で、その前日の8月21日までが立秋の期間となるわけですから、そこまでに控えめに秋の気配が漂い始めるというイメージでしょうか。
特に昨今は、地球規模の温暖化や、都市部のヒートアイランド現象(都市部の上空だけが異様に高温という現象)などで暑い時期が長引く傾向にありますよね、困ったものです。
☆立秋の七十二候
もちろん、立秋も三つの区分に分けられます。
それらを簡単に見ていくと、以下のようになります。
①初侯:涼風至(すずかぜいたる)
周囲はまだまだ暑いのに、ふとした瞬間に涼しい風を感じたりする頃。
これはおそらく、心にゆとりがないと、ふとした涼風さえ感じられないと思います。
逆に申しますと、こういう暑い時期だからこそ、季節の移ろいを感じる気持ちを失わずにいましょうという事です。
②次候:寒蝉鳴(ひぐらしなく)
ヒグラシは蝉の一種で、秋蜩等と書いたりもされます。
日本各地に居て、明け方や夕暮れ時に、特に良く鳴くセミです。
つまり、日暮れ、、、日暮らし、、ヒグラシ
鳴き声は一般的にカナカナカナ。
古来より日本では、もの悲しさを感じさせる美しい声の蝉として、文学に取り上げられることの多い蝉です。
③末候:蒙霧升降(ふかききりまとう)
朝夕に、ようやく涼しい空気が感じられると様になる頃。
一日の温度差で、朝方に深い霧が立ち込めやすくなる時期です。
☆秋の語源
秋の語源はやはり穀物から来ていると言われています。
秋は、飽く。
つまり食べ飽きるほどに収穫物が取れる時期という意味です。
まさに、収穫の秋ということですね。
それともう一つ。
秋という感じは、禾辺(のぎへん)に火です。
禾は穀物やその収穫を意味する言葉です。
更にもう一つ、禾は、稲や麦などの実の先端にある細い毛の事。
そこに火をかけ乾燥させて貯蔵する季節という事で、秋となったのでしょう。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊