緑色雨の正体

ハルニレ ささやかな発見
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☆森で降ってきた樹木の種

木の種が降った日

昨日の朝の森散歩で、突然降ってきた緑色の雨
緑色の実

ほんのチョイと興味をもつだけで、気持ちはそちらに向くのですね。
あのあと、セミナーの下準備にと別の森を歩いたんです。
森の中

すると、森の歩道沿いの巨木の周辺に、あの種がたくさん落ちていました。
その後、たまにあの種が落ちている場所には同じ木が生えています。
こうして、通路沿いに生えてくれている場合は、簡単に分かります。
その木は、ハルニレ。

そう、この種は、ハルニレの種だと分かりました。
緑の木の実

落ちてすぐの緑色の状態では、芽が出やすい。
しばらくすると、茶色に乾燥。
こうなると種は勢いを失って駄目になります。

しかしあんなに風もないのにパラパラと雨のように降るだなんて知りませんでした。
まだまだ知らないことが多いですね。
ハルニレの緑雨。
これも私の季節感の中に、昨日しっかりと組み込まれました。

こういうのが楽しいと思える歳になったという事でしょうね。
なんだかうれしい発見でした。

ハルニレ

日本全国に生えているのですが、特に北海道では多い木です。

よく、街路樹として見かけます。
大きいもので20mを越えたりするので本当に立派。
何でも、開拓時代には普通にあちこちに生えていたと、古老から聞いてました。
ハルニレ

なので、街に生えているハルニレはほとんどが人の手で植えられたもの。
(自然樹は開拓時にほとんどが伐採されたので)
山に生えているのは、古い時代のハルニレなので良いもんだよ。
こういうふうに教わったものでした。

なるほど。
この歳になって、ほぼ毎日のように森を歩いて初めて、ハルニレが季節を教えてくれるように種を降らすという事を知らされたのですから。
今更ながら、自然との距離が近かった時代の人の感性には頭が下がる思いです。
ハルニレ
という事で、本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
ささやかな発見
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